マイナンバーってナンダー? その11
「電子行政が国家戦略の中心になる」
これはある研修会で聞いてきたことです。
日本が今後労働人口の減少に伴い、日本の経済成長も低下していくことは
前々から言われていることです。
生産力が向上していかない以上、税収は上がってきません。
当然租税強化のために新たな戦略が必要であると。
すべての国民に番号を振り、
「その方が申告しているのか、納税しているのか、誰かの扶養なのか」
すべて色分けしていく・・・。
すべての法人に番号を振り
「その会社が申告しているのか、納税しているのか、チェックしていく・・・」
それを行うのが「電子行政」
まさに国家的なプロジェクトなのでしょうね。
「納税していない国民や、納税していない法人があぶりだせる仕組み」
なのですね。
これに関してもう一つ言われていることがあります。
法人に関しては、納税もそうですが、「社会保険に加入していない」法人も
あぶりだしていくのでしょう。
厚生年金に加入していない中小企業は80万社いるといわれています。
(日本経済新聞2014年7月4日の記事より)
この「社会保険の未加入問題」、これは非常に大きな問題なのですね。
中小企業の顧問税理士として切に思います・・・・。
マイナンバーが始まったら、個人法人をすべて紐付していったら
いとも簡単に未加入事業者が特定されてしまうのでしょう・・・・。
これは本当に恐ろしい事態が起きますよ・・・・。