ふるさと納税

ふるさと納税

2023年9月26日 (火)

ふるさと納税 10月から変わります!

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「9月末までに納税しないと損です!」

「10月から値上がりします!」

 

連日テレビのワイドショーに取り上げられていますね。

何度かご覧になったでしょうか。

そのせいか問い合わせ多いのですね。

 

「今年は9月までにやったほうがいいの?」

 

どころか

 

「早くやりたいので限度額教えて?」

 

こっちの方が多いでしょうか?

まずふるさと納税の何が変わったかというかというと

 

①募集に要する費用について、ワンストップ特例事務や寄附金受領証

 の発行などの付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする

②加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と

 同一の都道府県内産であるものに限り、返礼品として認める

 

①が誇張されて言われているせいか、10月以降になると

「返戻率が上がる!」

と皆信じているみたいですね。

「ふるさと納税ウオッチャー」として、

具体的なお勧めを交えて解説してみましょう。

 

「ハンバーグセット20個」10,000円だったのが

10月から15,000円!になります。

この鉄板焼きハンバーグ大好きなので、慌ててリピートしました。

 

でもテレビで紹介されていましたが、②の問題も大きいのです。

必ず泉佐野市が取り上げられていますね。

 

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これは9月末で終了です。

 

何故なら泉佐野市で取れたお米ではないからなのですね。

「精米しただけ」ではダメとなるのです。厳しいですね。

 

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これもテレビで出ていますね。

泉佐野市で「熟成しただけ」ではダメになるのです。

これについては6月27日に総務省が出した通達に

バッチリ書いてあります。

こちら

 

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Qaa

 

10月以降海外から輸入したものを、「ただ加工しただけ」の

ふるさと納税は激減するのでしょう。

よく考えて納税しなければいけませんね。

では最後にお勧めのふるさと納税。

 

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処理水問題で大打撃を受けている「ふるさと」を

応援したくなりませんか。

 

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個人的には、こっちをお勧めしておきます。

2割増量で1000円引き!

ふるさとを応援することこそが、本当のふるさと納税です!

2022年12月 5日 (月)

ふるさと納税限度額計算

20221205-090305

 

先日アップしましたが、

「昨年のサイト見てください」

はちょっと不親切ですね。

 

「今年から始めたいのだけどどうしたらいいのですか?」

 

と迷っている方も多いでしょう。

お勧めの「さいたま市のサイト」から

昨年同様、詳しく説明しておきましょう。 こちら

何度も書きますが、素晴らしいサイトです。

昨年より綺麗で見やすくなっていますし。

 

埼玉県庁にお勤めの川内勇気さん(仮名)でまた解説しましょう。

給料だけだったら実に簡単です。

 

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生年月日入れて、源泉徴収票通りに入れるだけですね。

住民税はすぐ計算されます。

 

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昨年も計算しましたが279,000円ですね。

あと念のため書いておきますが、

サイトから住民税は申告できます。

でも通常は「特別徴収」といって会社側が

やってくれているはずですから、何もしなくていいです。

 

20221205-090453

 

それで問題のふるさと納税限度額は

「70,000円」

昨年と同額ですね。

この検証のお話は、昨年のサイトへ。こちら

 

これがいかに優れているかは、解説した通りです。

 

因みに、これも昨年も解説しましたが、

土地の譲渡があった場合。

 

20221205-090920

 

これも入力して計算できます。

昨年より入れやすくなりましたね。

ただこの箇所で、「分離短期?」、「分離長期?」

「何だこれ?」

と悩むでしょうか。

5年以上所有の場合が「分離長期」

これに仮に100万円を入れてみると、

でました!

 

20221205-091056

 

 

ふるさと納税限度額は

「83,000円」

 

 

素晴らしいですね。

ぜひこれで計算してみてください。

税理士に聞く必要はありませんね。

 

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ただ最後にこのサイトは、さらにこういう表示もされます!

「確定申告が必要になる可能性があります!」

 

恐るべし!さいたま市!!

2022年12月 1日 (木)

12月とふるさと納税

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さあ!もう残り1カ月ですね。

サッカーのワールドカップも見なければならないし、

年賀状も書かなければなりませんね。

今年やり残したことも多いですし・・・。

 

12月になると一番多いご質問が

「ふるさと納税」

ですね。

自称「ふるさと納税応援大使」を名乗っていたので

何度もこのブログで取り上げたつもりです。

 

そのせいか(??)かなり周知してきましたね。

(たぶん??)

 

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まあ、12月になるとテレビCMでもバンバンやるし、

朝の情報番組でもタレントが

「まあ~!お得ですね・・・」

と宣伝していただいたせいでしょうか。

私のブログ読まなくても、ご存じの方はかなり

かなり増えたようです。

 

ただふるさと納税研究の「自称」第一人者として??

独自の限度額理論を前にアップしましたね。

 

こちら

 

結構アクセスがいまだにあるのですよ。

 

特に、

「自営業者の方はどうやって計算するのですか?」

 

「今年土地を売却したのですが、どうしたらいいのですか?」

 

などなど疑問は尽きないのでしょうね。

ブログで取り上げた「さいたま市」のサイトですが、

こちら

やはり私の指摘の影響でしょうか??

アクセス殺到で、サイトがリニューアルされて

かなり綺麗に見やすくなりましたね。

 

まず何も考えずにこのサイトで、ご自分の住民税を

計算した方が早いでしょうね。

 

「間違っても」税理士に依頼しない方が

早いでしょう。

「ぼったりく」税理士には気を付けてください・・・。

 

「いくらまで何に寄付しようか・・・」

 

毎年の12月の楽しみでもあります。

 

2021年12月22日 (水)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その13

熱く語ってきた「ふるさと納税シリーズ」ですが、

クリスマスも近づいてきたので、そろそろまとめましょう。

 

「節税しましょう!」

というタイトルで書いてきましたが、確かにふるさと納税は

節税かもしれませんが、「返礼品がくる」ということだけで

税金で払うか、ふるさと納税で払うかの違いで

「キャッシュアウト」は変わらないということを

ぜひとも、ご理解いただきたいともいます。

 

 

最後に、

「川内選手に7万円のふるさと納税をする代わりに

7万円のチャリティーをしたらどうなるか」

それを計算してみましょう。

 

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私が東京マラソンで走るときに必ず寄付する団体

「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チェリティーズ・ジャパン」

ですね。こちら

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これは以前ご紹介しましたが、「さいたま市に住む方」は

特別に住民税の税額控除増えるのでしたね。

 

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なんと7,200円も、税額控除がされて、

所得税は143,200円に!

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住民税も6,800円もの税額控除がされて

272,100円に下がります。

 

 

所得税143,200円

住民税272,100円

  計415,300円

どうでしょうか?

 

450,000円 ― 415,300円 = 34,700円

 

なんと34,700円も下がるのですね。

 

「ふるさと納税なら68,000円も税メリットだったのに!」

そう考える方もいるかもしれませんが、

7万円の有効な活用方法だとも思いませんか?

 

 

「チャリティー」とは本来そういうものではないでしょうか。

 

クリスマスの時に、サンタクロースがまさに「チャリティー」で

子供たちにプレゼント配りますね。

 

子供たちの笑顔をみたら幸せな気分になりますね。

 

「病気で苦しんでいる子供たちが少しでも笑顔になってほしい」

 

そういう願いこそが「チャリティー」の精神なのですね。

子供たちの笑顔を思い浮かべたら、少しでも幸せな気分に

なるのではないでしょうか。

 

 

そろそろ私の言いたいことが分かってきましたか?

 

 

これから政府の「愚策」により、国民に10万円が「無駄に」

配られますね。

コロナで大変なご家族にとっては、期待されている方も多いでしょう。

 

「オレの納めた大切な税金が、赤木裁判の認諾費用に勝手に使いやがって・・・」

 

そう国に対して憤りを感じている方も多いかもしれませんね!?

 

もし、本当にそう思われるのでしたら、

これを全額ふるさと納税されたらいかがでしょうか。

税メリットは申し上げた通りです。

 

 

でも、もう少し「チャリティー」のお気持ちがあれば

こういう公益財団法人に寄付されたらいかがでしょうか。

 

一応、税理士ブログですから税メリットを

計算しておきます。

 

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これは東京マラソンで何度も計算しましたから

お分かりですね。詳しくは こちら

 

所得税130,900円

住民税269,100円

  計400,000円

どうでしょうか?

 

450,000円 ― 400,000円 = 50,000円

 

「チャリティー」でも、なんと! 税メリット5万円もあるのですね。

 

それだけあれば、十分よいのではないでしょうか?

 

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あとは、喜んでいる子供たちの笑顔を思い浮かべて

幸せな気持ちに浸ってください。

一年に一度くらいサンタクロースになってもいいのでは

ないでしょうか。

 

メリークリスマス!!

 

 

(ふるさと納税で節税シリーズ おしまい!)

 

2021年12月21日 (火)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その12

もう一つ多い質問。

 

「私は個人事業主なのですが、ふるさと納税をした方が

いいのですか?」

 

よくあります。

ふるさと納税のサイトはほとんどがサラリーマンを

主に書かれたものです。

個人事業主の方の欄がないものが多いです。

もうお分かりのように所得を計算しなければ

控除限度額が出ませんからね。

 

でもご紹介したように、楽天のサイトでは

事業所得を入れる欄がありますね。

これに入れて計算はできます。

 

ただ申し訳ないですが、個人事業主の方に

年内に確定申告の計算はできている方は、まずいませんからね。

昨年の所得を元に計算するくらいしかないですね。

 

 

ここで、どうしても申し上げたいことがあるので、

川内選手にまた再登場していただきましょう。

 

本家本元も、公務員を辞めてプロランナーになりましたからね。

では、個人事業主の川内選手もふるさと納税をやるべきでしょうか?

 

奥さんから

「吉田さんのブログ見て7万円はできそうよ。

ぜひやりましょうよ!」

 

奥さんにもし言われたとしますね。どうしましょうか?

 

 

私がもし顧問税理士でアドバイスするとしたら、

(もちろん顧問ではありません。念のため)

「ふるさと納税に7万円払うくらいなら

『小規模企業共済』に7万円払ってください。」

そういうでしょうね。詳しくは こちら

 

個人事業主に対して、私はこの小規模企業共済を必ず勧めます。

所得税も住民税も全額経費になるからです。

 

 

では埼玉県庁を退職したばかりの川内さんが

この小規模企業共済7万円をやったらどうなるのでしょうか?

 

面白いので計算してみましょう。

 

 

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所得税の申告書に

「小規模企業共済控除」があるのをご存じですか?

ここにダイレクトに万円の数字が入っているのを

ご確認ください。

 

所得税は163,800円

 

となります。

 

Photo_20211221093401

 

住民税にもダイレクトに7万円院かれていることが

確認できますね。

 

そうなると住民税は

272,000円

 

所得税163,800円

住民税272,000円

  計435,800円

どうでしょうか?

 

450,000円 ― 435,800円 = 14,200円

 

「なんだ!1万4200円しか下がらないではないの?

ふるさと納税なら6万8000円!損した!!」

 

確かにそうです。ここで問題提起です。

ふるさと納税が本当に「節税」なのかどうか?

よくよく考えてみてください。

7万円で30%相当の返礼品は確かに来ます。

食べてしまえばそれでおしまい。

 

個人事業主の方は、将来の退職金として、その支払った金額は

丸々もらえるのです。

この点サラリーマンとは考え方が違うのですね。

(因みに、サラリーマンは小規模事業共済には加入できません)

 

ふるさと納税流にいえば

「実質負担5万5800円で将来の退職金7万円を積むことが

できるのです」

 

どうでしょうか?

お分かりになるでしょうか?

因みに個人事業主は月7万円で年間84万円まで掛けられます。

個人事業主はサラリーマンとは違うのです。

将来の保証を誰もしてくれません。

そういう使い方もあるではないでしょうか?

 

それこそ、年末に7万円支出するのなら、その資金で

「ゴッドハンドの整体師に7万円支払って施術してもらって」

来年稼げばいいのです。

 

7万円で30%相当の「牛の切り落とし」1キロ2万円相当もらう

くらいなら、東京マラソンで稼いで

最高級のシャトーブリアン1キロを食べればいいのですね。

それこそプロですから・・・。

2021年12月17日 (金)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その11

譲渡所得に対してもふるさと納税の節税策が有効であることが

分かりましたね。

 

でも譲渡所得100万円に対して税金が約20万円も取られたのです。

それに対して、節税額が1万円ほどしかないのですね。

個人的にはあまりうまみは少ないと思うのですが、

令和3年にもっと多額の譲渡所得があった方には有効でしょうね。

 

 

あと、さいたま市の限度額計算では

83,000円

と出ていましたね。

どちらが正しいのか、「得意の」検証をしてみましょう。

 

 

 

川内さんに、あえて楽天では「限度額オーバーの」とされた83,000円の

ふるさと納税をしていただきましょう。

 

830001

 

 

もう分かりますね。

サラサラと計算できます。

寄付金控除額の青枠のところが81,000円に増えます。

そうなると所得税は315,800円

830003

 

寄附金税額控除額も72,730円になりましたね。

住民税は256,200円。

 

所得税315,800円

住民税256,200円

  計572,000円

どうでしょうか?

 

653,100円 ― 572,000円 = 81,100円

 

あれっ! 83,000円しても2,000円超える分の

税メリットがありましたのね。

セーフでした。

 

申し訳ないですが「楽天」の間違いが分かりましたね。

では「さいたま市」が正しいかどうか

84,000円をして検証してみましょう。

 

840001

 

寄付金控除額の青枠のところが82,000円に増えます。

そうなると所得税は315,700円

 

840003

 

寄附金税額控除額も73,000円になりましたね。

住民税は256,000円。

 

所得税315,700円

住民税256,000円

  計571,700円

どうでしょうか?

 

653,100円 ― 571,700円 = 81,400円

 

これで「ピークアウト」したのが分かりますか?

ふるさと納税は支払った金額の2000円を超える分(82,000円)

が通常、税効果あるはずでしたからね。

 

これで「さいたま市」のサイトが正しいことが

証明されましたね。

 

恐るべし「さいたま市」!!

2021年12月16日 (木)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その10

さあ!川内さんが土地の譲渡所得100万円あった場合の

税金を計算してみましょう。

 

1_20211216102901

2_20211216102901

所得税324,100円

 

に増えます。

もともと、給与所得だけで171,000円でしたね。

 

これは譲渡所得の税率が15%なのです。

念のため別表三もつけましたが、

100万円の譲渡所得に対して15%の150,000円が

計算されているのがお分かりになるでしょうか。

それに復興所得税が加わって税率は15.315%なのです。

100万円の15.315%で153,100円増えていますが

これは仕方がないですね。

 

3_20211216102901

地方税は

329,000円

になります。

これは赤枠でカコった譲渡所得の税率5%分の5万円が

増えているからですね。

 

所得税324,100円

地方税329,000円

合 計653,100円

 

つまり、もともと川内さんの税金の合計は450,000円でしたね。

譲渡所得があったことにより203,100円も

税金が増えたのです。

 

 

 

そこで、楽天のサイトを見て川内さんは

8万円をふるさと納税してみました。

 

どうなるのでしょうか・

800001

 

何度もやっているのでもう分かりますね。

寄付金控除額の青枠のところが78,000円になります。

そうなると所得税は316,200円

 

800003

寄附金税額控除額に70,037円になります。

住民税は258,8000円。

 

所得税316,200円

住民税258,800円

  計575,000円

 

653,100円 - 575,000円 = 78,100円 

 

 

見事に2,000円を超える税効果でましたね。

 

 

良かったですね。

これで土地を売却した場合でも

ふるさと納税をやるべきだとご理解いただけましたか?

 

2021年12月15日 (水)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その9

 

今回ふるさと納税の限度額を計算するにあたって

住民税を正確に計算することが必要だとよく分かりましたね。

 

ふるさと納税のサイトでの限度額計算がマチマチなのも

住民税の計算が、実はどこも正確にやっていないのがその理由だと

いえるのです。

 

サイトの運営者側としては、

「限度額が間違っている」

と言われるもの困るでしょうし、もっと最悪なのは

 

「オタクの言われる通りふるさと納税したけど、

2000円超える分の税メリットを受けられなかった。

損害賠償したい・・・・」

 

これは一番困るのでしょうね。(実際にそんな方がいるかどうかは知りません)

ですから、どこも住民税の計算を正確にしていないか

「わざと少なめにして、限度額を小さくしている」

ような気もしています。

 

どこのサイトも「あくまで目安です・・・。」という言い訳は

必ず書いてありますね。

 

いろいろ考えるのですが、要するに

「市区町村が正確に住民税を計算」

していればいいのですね。

 

「住民税が正確に計算できる」そんなサイトがないかと

調べていたら、見つけました。

 

川内選手(仮名)をわざと埼玉県庁勤務にして、住所をさいたま市に

してあったのですね。

 

1_20211215133501

 

 

さいたま市のコレです。 こちら

 

 

素晴らしいサイトですね。

住民税がきちんと計算されるのですが、

 

なんとこのサイトには「ふるさと納税の控除限度額」まで

計算されます。

 

それを証明するために、前回詳しく計算した川内さんの数値を

入れてみましょう。

 

11_20211215133701

12_20211215133701

13_20211215134001

ズバリ! 70,000円

 

 

素晴らしいですね。

さいたま市に住みたくなりますね。

以前、東京マラソンの寄付金控除で力説しましたが

さいたま市では控除額が増えるのでしたしね・・・。

こちら

 

 

では、川内選手に土地の譲渡があったことにして

計算してみましょう。

どうなるのでしょうか?

給与所得以外の欄もあります。

 

12_20211215134101

 

 

 

 

「長期譲渡所得」とか「一般分」など専門用語が出てくるので

ちょっと普通の方は分かりにくいかもしれませんね。

 

でも、収入金額(売却金額)200万円、必要経費(これは土地の取得費)

100万円と入力すれば、譲渡所得100万円が正しく計算されます。

 

13_20211215134201

 

なんと!83,000円

 

楽天のサイトの80,957円とは違いますね。

どっちが正しいのでしょう?

 

2021年12月14日 (火)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その8

 

もう一つ書きたいことがあります。

一番困る質問は

 

「私は今年土地を売却したのです。

ふるさと納税いくらまでできますか?」

 

さあ!いくらまでできるのでしょう。

 

何度もご説明している通り、

所得税の確定申告書を作成して、住民税の計算までしない限り

限度額は計算できないのですね。

 

「土地を売却されて税金がいくらか?」

 

これは簡単に電話やメールではお答えできないのですね。

もちろん確定申告のご依頼をいただいてから、

申告準備することはよくあります。

ふるさと納税の限度額の計算をするのはそれ以上の

事をやる必要があるのですから。

 

そういうご質問の場合は、実はこのように答えることに

しています。

 

「最近は楽天のサイトが充実して土地の譲渡所得まで

計算できます。そちらをご利用されたらいかがでしょうか?」

 

 

楽天のサイトでご説明しましょう。

 

11_20211214131901

12_20211214131801

また川内選手にご登場いただきましょうか。

今年例えば川内さんも土地の売却があったことにします。

分かりやすく、10年以上前に100万円で買った土地が

200万円で売れたことにしましょう。

 

土地の譲渡所得は200万円―100万円=100万円

 

となります。

楽天のサイトではその 100万円 を入れる欄があります。

 

因みに楽天のサイトでは、

株式の譲渡所得

不動産所得

事業所得

の欄だけでなく、その他の所得まであります。

 

「所得の区分って何ですか?」

 

というお話は難しくなりますので、ここではしません。

要するに、サラリーマンの「給与所得」以外も

すべて入れる欄があるのですね。

これはなかなか優れものですね。

 

 

「ふるさとチョイスは株の譲渡益だけですし、

「さとふる」もここまで詳しくシュミレーションできないですから、

楽天だけですね。

 

13_20211214132001

 

計算すると80,957円

とでました。

 

土地の譲渡がないと7万円ほどでしたので、約1万円限度額アップですね。

 

 

土地の譲渡益は所有期間5年以上(長期)の場合、

 

所得税15.315% と住民税5%です。

 

100万円の譲渡益の場合、住民税が5%で5万円。

 

ふるさと納税は住民税の20%が上限だから、

5万円の20%の1万円。

 

なんとなく合っているように思いますね。

 

さてこれを確かめたくなりましたね・・・。

 

2021年12月13日 (月)

ふるさと納税で節税しましょう!(令和版) その7

 

これで控除限度額の意味がだいたい分かって

いただきましたでしょうか?

 

 

川内選手にご登場いただき、わざと所得税の計算と住民税の

計算をしてみました。

 

もう一度アップしますが、ふるさと納税の限度額の計算で式です。

 

 

                    (住民税所得割額 × 20%)

ふるさと納税限度額 = ―――――――――――――――  + 2000円

                    (90%-所得税の税率)

 

 

住民税の所得割額を計算しなければいけないのと

所得税の税率まで出さなければいけないのです。

 

ということは、

 

① 所得税の確定申告書を計算した上で

② 住民税の計算もしなければいけないのです。

 

これを分かっていただきたいのですね。

 

ここで何が言いたいかというと、このふるさと納税ネタを

アップすると、「問い合わせ電話」が必ず増えるのです。

 

「先生のふるさと納税のブログ読んで、ちょっとお聞きしたいのですが・・・」

 

こういう電話が12月20日過ぎになると結構かかってきます。

 

「何でしょうか・・・」

 

うっかり返事すると大変です。

 

「私は年収・・・で家族構成が・・・・です。

 それと・・・所得があって・・・」

 

もう電話による税務相談になるのですね。

 

「電話ではちょっと・・・」

 

大概丁重にお断りします。

 

お分かりでしょうか?電話だけで、所得税の税額まで計算して、なおかつ住民税の

計算までできないのです。

 

それでも、「電話相談はできない」と丁重にお伝えすると、

 

「そうでしたら、資料をもって伺えばよいのですか・・・・」

 

そういう方も良くいらっしゃいます。

 

といって「いくらですか?」と聞かれても困るのですね。

無料で税務相談はできる訳もなく、ではふるさと納税の相談料といっても、

なかなか難しいのです。

もし、

「ではまず着手金・・・いただきます」

「計算終了後、税メリットの・・・%いただきます」

 としたら、それこそ

「ボッタクリの悪徳税理士?」

と言われるのではないかと思いますからね。

 

以前は電話だけでなく、メールもよくいただきました。

それでもよくいただいたメールに対して

丁寧にご返事していたものでした。

 

ただ、数年前からそれもしないことにしました。

ついおせっかいながら、あれこれ書いて返事も書いても

ほとんどが、それっきりなのです。

別にあとから「請求しよう」などとも思っていなかったのですね。

 

よって、すいませんが、ふるさと納税のご相談は

電話でもメールでも受け付けないことにしました。

会計事務所としても年末調整などで忙しいのも理由です。

すいませんが、悪しからずご了承ください・・・・。

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