ふるさと納税

2018年3月16日 (金)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 おまけ

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昨日まで熱く語っていた川内勇気さん(仮名)の確定申告書です。
これは本当に国税庁のサイトから打ち出したものです。


もちろん、名前も含め住所・電話番号等すべて架空です。
説明したとおりの手順でやると、誰でも10分で
この申告書が打ち出せます!(多分・・・)

年収600万円のサラリーマンの川内さんは年間の所得税として
171,000円も納めています。
それを6万円のふるさと納税をやると、5,905円も(!)
戻るのでしたね。

では、それでは納得いかない方のために、住民税も計算してみましょう。


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川内さんの住民税です。
難しいことは一切省略しますが、
住民税は、ザックリ言って、所得の10%程度取られます。
最終的には赤丸の中が税額です。

川内さんは年間279,000円も取られているのですね。


お分かりの通り、所得税より高額な税金が取られているのですね。
でも普通のサラリーマンは、そんなに住民税が取られているとは
知りません。
これは、「特別徴収」といって、勤め先がいわゆる「天引き」して
いるからなのですね。
翌年の6月から12回に分割して納めることになるので、
なんとなく払わされているのです。

ではこの川内さんが6万円のふるさと納税をやると
どうなるのでしょうか。


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なかなか住民税まで解説する税理士はいませんよ。
専用のソフトで計算してみましょう。

「寄付金税額控除」の欄に数字が出てきました。
「52,079円」の控除額が出てきました。

これにより最終的な住民税額は226,800円
となりました。

ということは
279,000円 ― 226,800円 =52,200円

52,200円も住民税が下がったことになります。
これにより、
5,905円 + 52,200円 = 58,105円
の税メリットが出たことになります。
105円は税金の計算上出てくる端数なので、
2,000円を超える分、つまり、58,000円も
得したことになります。

お分かりになりますか?
なかなか難しいところですね。

つまり、


「翌年払うべき住民税を先払いして、返戻品を受けることで
お得感がある」


ということがふるさと納税のメットということなのです。

でもこの川内さんは仮定で中野区に住んでいたとしたら、
中野区に収める税金が減るということなのです。
寄付した市区町村の税収が増え、住んでいる市区町村の税収が
減ることになるのですね。


どうでしたか?
納得された方は、今年もぜひやってみてください・・・。


2018年3月15日 (木)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その6

さあ! 本日で確定申告最終日。
今日で終わらないと提出できないですからね。
最後にまとめましょう。

還付金額を確認したら、あとは個人情報を入れるだけ。

予想タイムはここまでで7分。
あとそれを3分で入力すればオシマイです。


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41 16歳未満の子供がいるかどうかを聞いてきます。
川内選手は3人の小学生がいるのでしたね。
「あり」にチェック。
あと別居の奥さん(控除対象配偶者)を聞いてきます。
これは「なし」にチェック。


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43 16歳未満の子供の名前・生年月日をいれます。

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49 住所を入れます。
50 税務署を入れます。御自分の提出すべき税務署はどこかご存知ですか?
知らない場合は検索できます。

51 提出する今日の日付
52 今年1月1日の住所は同じなら「同じ」にチェック。

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55 還付金の受け取り方法を聞いてきます。


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ゆうちょ銀行以外の銀行に振り込みを選択すると
銀行名、支店名 預金の種類、口座番号をいれます。

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58 最後に面倒なのは「マイナンバー」の番号をいれるところが
あります。

59 これで終了!


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60 あとは印刷してオシマイです。

「どこに送るの?」

と疑問を持つかもしれませんが、
このサイトは実に親切です。
税務署の検索画面がリンクされています。
あと、入力データは必ず保存しておいてください。

5年前のデータまで入れられるように
サイトは設計されていますし、
来年は「平成29年分データを読み込む」
からスタートできます。


きっと来年は10分どころか5分もかからないでしょう。
これはマラソンと同じです。
練習すればだれでも速くなります!
でも練習はだれでもキライです・・・・。


さあ! 川内選手10分で確定申告を終わらせ、
いよいよ3日後に控えた「板橋Cityマラソン」に向け
レッツ!ランニング!!


(ガンバレ! ふるさと納税確定申告シリーズ おしまい)


2018年3月14日 (水)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その5

ここまでほぼできたようなものです。
あとはサクサク確認。

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画面上の例は
寄付金額が50,000円の場合ですね。
所得控除額が48,000円

川内選手は寄付金額が60,000円でしたので
所得控除額が58,000円
とでてくるはずです。

確認してOKをクリック。


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寄付金控除額を再度確認。


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このあたりはどんどん次へ。


ハイ。本日のハイライトです。

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こんな感じで「還付金額」が出てきます。
画面は5万円の寄付した場合でしたね。
多くの方が、


「これしか戻らないの?」


そう感じるでしょうね。


川内選手の場合は6万円でしたので
計算すると

「5,905円」

なのですね。

「6万円ふるさと納税すると5万8000円得するって
聞いたけど話が違うでは?」

そう怒る方がいるかもしれませんね。


あとで詳しく計算しようと思っていますが、
差額の
58,000円 ― 5,905円 = 52,095円

は住民税で控除されますので・・・。
ということで、ここは深く考えず先に進んでください。 

2018年3月13日 (火)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その4

では寄付金控除を詳しく説明しましょう。
心配しないで大丈夫です。
国税庁も実に親切なサイトにしてありますから・・・。


ふるさと納税寄付金領収証明書を出してください。
川内選手は6市区町村、つまり6枚もあるのですね。
これを一枚ずつ入れていきます。


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29 一枚目の寄付年月日を入れてください。
もちろん、寄付した日など覚えていないでしょうが、これも大丈夫です。
寄付金領収証明書の日付が書いてありますからね。


30 寄付金の種類をクリックしてください。

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31 ドロップダウンリストが出てきますね。
ここは一瞬迷うかもしれませんが、
上から2番目の「都道府県、市区町村にたいする寄付金(ふるさと納税など)」
を選んでください。


32 支出した金額ですね。
「10,000円」といれればOKですね。


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33 次に、都道府県に対する寄付か市区町村に対する寄付か
聞いてきますね。
「市区町村」と選ぶと、
「都道府県」を選び「市区町村」を選んでください。

しかし、「親切」といった理由がココですね。
市区町村の住所と
市区町村名が自動で出てきます。

これで1枚目はオシマイ。
下の「別の寄付先を入力する」を出して、次々入力すれば
よいのですね。


あと親切な点ももう一つ解説。
「同じ寄付先をもう一件入力する」
というボタンもあるのです。

ふるさと納税やると、
「あの蟹は本当に美味しかったな。年末にもう一回やろう。」
という方も多いのではないでしょうか。

そうなると、同じ寄付金領収証明書があるはずなのですね。
もし、そういう方はまとめて入れた方がよいのですね。


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入力が終了すると確認の画面が出てきます。
説明の画面では1件ですが、川内選手は6件やりましたから
6行でてきますね。

よければOKです。
これで寄付金控除完了です。
簡単でしょう・・・・。


2018年3月12日 (月)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その3

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⑲ ここで前半の難所?「源泉徴収票」です。
あまり見慣れないものですね。
自分の年収が分かるものです。

「何だ。俺はこれしかもらっていないのか・・・」

なんて落ち込まないで先へ進んでください。
何も考えず、この色通りに数字を書き入れてください。

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21 川内選手は小学校のお子さんがいますので、
「16歳未満の扶養親族がいる」にチェック。
22住宅取得控除を受けていれば、これもそのまま書き写すだけ。

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24 勤め先の住所、会社名をこれも書きいれてください。
自分の会社の住所くらいわかりますよね。

でも、一応源泉徴収票に書いてありますから。


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28また「寄付金控除」をクリック。
ようやく寄付金控除に到達ですね。

おめでとうございます。
この前半の山場をクリアしたらもう大丈夫です。

2018年3月 9日 (金)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その2

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さあ!まず最初に迷うところ。
e-TAXでもできますが、ここはあえて右側の
「書面提出」を選んでください。

川内選手は忙しいのですね。
タイムにこだわります・・・。


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③、④、⑤はここは何も考えずチェックです。

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⑦ ここは当然一番上の所得税をクリック。


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⑧ 川内選手はサラリーマンですから左をクリック。


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⑩ここは下をチェック
⑪生年月日です。

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⑬給与のみ

このあたりはサクサク言ってください。


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⑮通常の方は、勤務先は一か所で年末調整は済んでいるはずです。


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⑰「寄付金控除」にチェック。


さあ! ここまでは軽いアップくらいのつもりですよいですね。

どうでしょうか。
速い人なら3分もかからないはずです。

ただ機械操作に慣れない、「もしくは国税庁の画面に戸惑う方」も
いるでしょうか。

5、6分かかっても大丈夫です。


次に序盤の難所にかかります。
頑張りましょう・・・。


2018年3月 8日 (木)

10分でできる「ふるさと納税確定申告」 その1

いよいよ確定申告も佳境になってきましたね。
この時期は慌てている人本当に多いのですね。

大丈夫です。
大好評!「10分でできる シリーズ」まだまだ続けたいと思います。


前回は川内選手が、東京マラソンでチャリィティーで寄付金控除でしたが
今回は、自称「ふるさと納税応援大使」としては
お得意の「ふるさと納税」でキチンとご説明したいと思います。

実は昨年平成28年度確定申告シリーズでもご紹介しましたね。こちら

結構アクセス殺到だったので、今回は東京マラソンシリーズで
かなり得意になった「国税庁サイトを使った」シリーズで、
分かりやすくまとめたいと思います。
もちろん、国税庁サイトはタダですから・・・。

念のためですが、ふるさと納税した先が5市区町村以下の方は、
「ワンストップ特例制度」がありますからね。もちろん確定申告不要です。


では今回も川内勇気さん(もちろん、仮名です)に登場願いましょう。
年収は600万円。専業主婦と3人のお子さんがいると仮定です。
ふるさと納税を初めてやってみましたが、
つい調子にのって、6市区町村で合計6万円もしたという前提です。

さあ!マラソンが趣味な川内さん。
来週に迫った板橋Cityに向けたキビシイ練習もあり
忙しくて税務署に行く暇がありません。

今回初めてe-Taxで確定申告しようと思っています。
パソコンの前に座ってじっくりストレッチ。
大事なことは、マラソンと同じ。
つまり、スタート前の準備が絶対必要なのです。

10分でできる、もしくは「自己ベストを出すには」
事前準備がもっとも大事なのです。


必要なものは
1. 源泉徴収票
2. ふるさと納税寄付金領収証明書
3. マイナンバーカード(もしくは通知書)
4. 預金通帳


まず、コレをきっちり準備してください。
マイナンバーカードはお持ちですか?
通知書でも結構です。なくしていませんか?
ご家族のものも用意してください。
あと預金通帳は還付金の口座を入力するために必要です。

準備万端。
いよいよスタートです。

パソコンの前に座り、検索画面
「国税庁 確定申告」
で検索!

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「確定申告コーナー」が出てきましたね。

さあ! 川内選手 スタートダッシュ!!

2017年12月20日 (水)

ふるさと納税!あと10日!!

この時期一番多い相談がやはりコレですね。

「今年儲かったのでふるさと納税したいのですが・・・」
「バラエティー番組でみたのだけど・・・」

こういう相談は確かに多いですね。
もっとズバリ
「限度額って何ですか?」
「○○円できますか?」
ストーレートに聞かれる方も?

「私は○○の収入があったのですけど××円すると
損するのですか?」

これはある意味誤解だと思うのですね。
ふるさと納税というのはあくまで「寄付」なのです。
自治体に寄付をして「損」というのはないのですね。

でもテレビや雑誌などマスコミで踊らされた影響でしょうか。
「得するふるさと納税」
というのがあまりにも固定観念でありすぎるのですね。
「得する」ということは「損しない」
と捉える人が多すぎるのですね。

そういう方のために特設サイト作りました!

こちら

「川内選手がふるさと納税をしたら?」
「セト監督がふるさと納税をしたら?」

という仮定の設定にしてあります。
もちろん、本物の川内選手や瀬古監督ではありません。

川内選手を仮に年収600万円としますね。
そうすると限度額は6万8000円
なのですね。
実際に6万円してふるさと納税をしてもらいました。

実際に5万8000円メリットがあることを証明しています。
ではこの川内選手が20万円ふるさと納税したら
どうなるのでしょうか?

「大損してしまうのでしょうか?」

ココなんですね。「損する」という発想が良くないのですね。
税メリットは94,799円でした。

よく言われる「実質負担2000円で」
ということではないのですね。
これを損と考えるのは間違っていると思うのです・・・。


ぜひ参考にしてください。
「これ以上やさしく説明できないふるさと納税」です・・・。

2017年12月 6日 (水)

秦野市のふるさと納税

はだの丹沢水無川マラソンは「走る税理士」として
どうしてもご紹介しておかなければならないことがあります。

まずエントリーには「ふるさと納税枠」がありました。
1万円で
「大会ハーフマラソンの参加権と弘法の湯のペアチケット」
がついていました。
なかなか工夫していますね。
ペアチケットなら二人で大会に来ますからね。
次回はこれを使おうかと思います。

あとふるさと納税ネタで、面白いことを発見したのです。
実はハーフマラソンを走った後、
秦野駅から小田急線に乗り、鶴巻温泉で途中下車しました。
目的はココです。

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鶴巻温泉「元湯 陣屋」です。
一万坪の庭園を誇る老舗高級旅館です。
「元湯 陣屋」というと私のような囲碁愛好家には
よく知られている旅館です。
過去数々のタイトル戦がここで行われていたからです。
囲碁だけでなく、将棋のタイトル戦も多く行われていますね。


なぜこの陣屋を訪れたかというと、やはりふるさと納税です。
陣屋のHPをご覧ください。

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旅館のHPになんとふるさと納税のサイトがあります。
このふるさと納税を使って予約までできます。

ここで不思議に思いませんか?
納税というくらいですから、原則は秦野市のサイトに
リンクすべきです。
一企業のHPに納税のボタンがあるのも変だと思いませんか?
なかなか秦野市はおおらかなのでしょうね。


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日帰り温泉ワンドリンクが5000円です。
実際には2400円でサービスが受けられるものです。


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40万円を出すと
2泊4日の連泊 ロールスロイスにも乗れます。

その他挙式プラン120万円というのもありましたが、
一番驚いたのはコレです。


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350万円で陣屋を丸ごと貸し切って40名のパーティーが
できますね。
今年急に儲かってしまって来年に多額の納税を予定する方には
究極の節税策なのでしょうか・・・?

こんなふるさと納税初めて見ましたね。

しかし、自称ふるさと納税応援大使として一言。
やはり350万円はやり過ぎだと思うのですね。

個人事業主が今月「節税」と称して、この350万円コースを
使って社員40名に大盤振る舞いしたとします。

ここは一泊一人3万円以上する高級旅館ですね。
事業主は
「宿泊代×40名分+パーティー代」
の恩恵(税法用語で経済的利益といいます)を受けるはずです。

税務署は黙っていないと思いますが・・・。
以上私の私見です。
根拠は税務署の公式見解がコレだからです・・・こちら

ただふるさと納税を使ってなんとかしようとする企業努力は
頭が下がる思いです。
心から応援したいと思いますし、
ぜひ他の会社も真似したらよいと思います。
こういうことやるときっと年末のバラエティー番組に
取り上げられるでしょうから、広告宣伝と考えれば安いものでしょう。

陣屋は来年また利用させていただきます・・・。

2017年4月 4日 (火)

ふるさと納税で確定申告 その10

ふるさと納税についてはいろいろ書きたいことはたくさんあります。
でも、つい「過激に」言いすぎてしまうので、そろそろまとめましょう。


「ふるさと納税」はせっかくできた制度です。


総務省もただ返戻率を下げるという単純な指導でなく、
このふるさと納税による資金を地方創世のために本当に
有効活用すべき施策を考えていただきたいですね。
(また言い過ぎか・・・・)


もちろん、宝飾品や家電製品、金券など換金性のあるものは
絶対にやめるべきです。
金持ち優遇制度とまで申し上げたのは、「簡単な節税策」(脱税策?)が
できてしまうからですね。


一回当たりの金額を上限10万円までにするなども
検討してもいいと思います。
以前牛一頭200万円相当というのもありましたが、
高額品はやはりやめるべきです。


逆に、還元率というのは地方自治体の努力に任せてもよいと
思うのです。
本当の意味でのお得感を出すには、地元農産物や海産物などを優先し、
還元率を100%まで引き上げてもよいとさえ思います。

一方で地元のメーカーが製品提供した場合には、
原価相当の寄付金控除を認めるなど、提供者側の税メリットも
考えたらいい・・・。

いろいろ思います。


この厳しい環境下で中小企業は、いまあえいでいます。
企業努力しないところは淘汰されてしまいます。

市区町村だって、やはり「企業」努力するべきでしょう。
総務省の指示だけを待っている「指示待ち族」ではダメなのでしょう。
一般企業の「指示待ち族」が、いまや「無能」というレッテルを貼られ
窓際に追いやられていることを思うと、なおさらそう思います・・・。


先日、よく私が取り上げる長野県阿南町からアンケートが来ました。

「今後、町としては通信販売を強化したい。」

そんな趣旨です。


大いに取り組んでいただきたいですね。
お米20キロのふるさと納税であれだけ知名度を上げた町です。

「こんな美味しいお米ならもっと買いたい。」

そういう方々が多いはずです。


自称「ふるさと納税応援大使」として心から応援します!


(この続きはまたそのうち・・・)

より以前の記事一覧