財務省亡国論 その4
日本が果たして財政破綻状態なのかどうか。
この本読むと良くわかります。
経済学の難しいお話がいっぱい出てくるので
ここは割愛します。
でもこの例が一番分かりやすい。
「日本のコロナ危機を救ったのは高橋先生」
本当に思いますね。
「2020年、コロナ対策の公的資金が
いくら必要かという相談が、
当時の総理大臣の安倍さんからあった。」
まさに、高橋先生は時の「首相のブレイン」
だったのですね。
2020年1月のころ。
覚えていますよね。
日本国内で感染者が初めて確認されたころです。
安倍さんはすでに財務省から
「10兆円~20兆円くらい」
と聞いていたのにあえて高橋先生に
確認したのですね。
「コロナ対策で必要なのは100兆円レベル」
「コロナ対策で100兆円を補わないと
その後失業が激増する。」
財務省は
「これ以上の支出はハイパーインフレになる」
といって反対したのです。
しかも100兆円まで出したら増税だと。
これも覚えていますか?
2011年の東北大震災の時に復興税が
できましたね。
あれと同じ理屈。
高橋先生は「150兆円まで大丈夫。」
しかもここで重要な主張。
「今回国債も出すけど、すべて日銀で
買ってください。
そうすれば利払い費はすべて日銀に
行って、全部戻ってくるというロジック。」
「100兆円もばらまくと不正支出がある」
と財務省はじめ一部反対があったそうです。
でも今から見たら不正支出が一部あったかも
しれないのですが、あの補助金や雇用調整給付金で
救われた企業も多かったのです。
だから従業員の首を切らずに済んだ・・・。
この高橋方式を安倍さんは採用したのですね。
結局安倍さんが30兆円を2回やって
合計60兆円。
その後管さんにバトンタッチして
確かにコロナを乗り切ったのですね。
財政負担なしで、増税なしで、
日本は先進国の中で失業率の上昇が
最も少なかったのです。
当然財務省のいう「ハイパーインフレ」なんて
起こりようもなかった。
これもまさに事実なのですが
2020年度から2023年度まで4年連続
国の税収は過去最高を更新した・・・。
「プライマリーバランス論」
とは本当なの?
そう思ってしまいませんか・・・・。