経営に役立つ本

経営に役立つ本

2021年4月14日 (水)

スマホ脳 その6

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最後に申し上げたいこと。

「脱スマホ」

は企業の生産性を上げるには良いのではないかと思います。

 

「スマホに一日3時間費やした挙句によく眠れない、

前より不安になった、集中力が落ちたと感じるなら、

しばらくスマホから遠ざかる方がいい」

 

私も確かにそう思います。

この本のおかげでもう一つ行ったことがあります。

それは、スマホのストラップを捨てたのです。

私も開業して20数年。

絶えず、携帯(→スマホ)を首から下げて持ち歩いていました。

 

「24時間あなたのために。年中無休の吉田事務所です!」

 

これが開業当時のキャッチコピー。

顧客に携帯電話の番号を教え、メールはすべて携帯に転送し、

24時間、どんな電話にでも対応し、絶えずメールも

チェックしていました。

 

「クイック・レスポンスこそがウリだ!」

 

当時はまだ30台。巨大老舗会計事務所に勝つには

これしかないとさえ思っていましたから・・・。

 

そのためにストラップは必需品だったのですね。

それを、この本をきっかけに、ついに捨ててしまいました。

何だか、心が解放された気分です。

 

今月からスマホ料金が下げられ、企業では社員にスマホを

も持たせるところも多くなりました。

でもこれは、生産性をあげるという意味では逆効果では

ないでしょうか。

また、スマホで管理される社員の精神安定の上でも

よくないのでしょう。

 

著者の主張で

 

「集中力が必要な作業をするときはスマホを手元に置かず、

隣の部屋に置いておこう」

 

これは真理だと思います。

スマホを絶えず持っていることで、実は集中力が落ちていたのです。

 

就業期間中は、スマホを企業が預かることも、社員の集中力を高め、

ひいては「イノベーション」起こすためには絶対必要では

ないかとさえ思います。

 

あと最後に、筆者の金言。

「世界保健機構(WHO)によれば、現在10人に1人が

不安障害を抱えている。スウェーデンでは成人の9人に1人が

抗うつ剤を飲んでいる・・・。それを運動することで予防できる。」

週に2時間。45分のジョギングを3回するだけでいい・・・」

 

もちろん、走る前に「脱スマホ」です。

ぐっすり眠ることが大前提ですし、運動することで

よりぐっすり眠られるようになるのです。

私もマラソン大会の当日は本当に「泥のように」

眠ることができますからね。

 

なかなか勉強になりました。

このままスマホを野放していたら、日本でも不安障害が

さらに拡大してしまうのでしょう。

企業経営者もそれに気が付くべきでしょうね。

 

どうでしょうか?

この本には書いてありませんが、スマホから出る電磁波が

人体にとってよくないという人も多くいます。

ただ政府の方針として、これからの「5Gや6G」の世界に向けて、

スマホによる健康被害というのは、アンタッチャブルなお話

かもしれません・・・。

(総務省のHPにあえてその反論は詳しく出ています)

 

ただこの本を読んで言えることは

「脱スマホ」はコロナ後の日本にとって、

必要なことだと思いませんか・・・。

 

 

(ガンバレ! スマホが何だ!シリーズ おしまい)

2021年4月13日 (火)

スマホ脳 その5

「そろろそデジタル・デトックスを」

 

これは賛成しますね。

またSNSに対しても金言を述べています。

ずばり、

 

facebookする時間を減らすのはいい考えだ」

 

そうでしょうね。

この著者は精神科医らしく、SNSの精神に与える影響を

論理的に語っています。

 

facebookが人生の満足度を下げる」

 

facebookを使っている時の気分は、大多数がポジティブな

気分になるのですが、3分の1はネガティブな気持ちに

なるそうです。

何よりも「嫉妬」を感じてしまうからです。

これは実際にfacebookでたまに感じますね。

 

「あんな有名なグルメ店で美味しいものを食べている・・・」

 

「あの有名人と一緒のツーショット・・・」

 

これは思わず「いいね!」を押しながら,

嫉妬を確かに感じますからね・・・。

 

「それに比べて私は・・・最近美味しいものを食べていない・・・」

「最近忙しすぎて旅行にも言っていない・・・」

 

精神科医として、

「人生の満足度が下がる」のは間違いないそうです。

 

つまり、

「SNSがストレスを与え、嫉妬させ、フェイクニュースを

拡散しているのだから・・・」

 

さらに、学生に対して実験をしたそうです。

 

学生を無作為に分けて、片方のグループはSNSを普段通りに使い続け、

もう一方は、facebookやインスタグラムなどのSNSを

一日最大30分、1サービスにつき10分までと制限した検証です。

 

その結果、3週間後に利用を30分に制限したグループは

精神状態が改善したそうです・・・。

うつ状態が改善した結果まででたそうです。

 

「スマホうつ」どころか「SNSうつ」というのは

現代では、本当にあるのかもしれませんね・・・。

2021年4月 9日 (金)

スマホ脳 その4

 

「現代人はスマホなしに生きられない」

 

これは私が気がついた強烈な仮説です。

著者はこの回答を明確に示しています。

あの「SNS」ですね。

 

「SNSは現代最強の『インルエンサー』である」

 

このくだりは本当に考えさせられました。

スマホの中で、SNSほどメッセージを伝えるための

効果的な方法はないからですね。

例えば、もう若い人はメールなんか使わずにLINEが主流です。

ビジネスにおいても、LINEを使う会社は多いです。

ビジネスで全社のLINEとグループLINE。

行政においてもLINEでアクセスできるようになってきていますね。

現在確定申告シーズンですが「スマホで確定申告」と

やたら宣伝している国税庁しかり・・・・。

 

また一方でfacebook

facebookなんて学生寮のプロジェクトから始まったもの。

2004年2月、当時ハーバード大学の学生だった19歳の

マーク・ザッカーバーグがクラスメートのためのネットワーク

ろいうことで始めたのは有名なお話ですね。

でも、その後たった15年で全世界の広告マーケットを

掌握してしまったのです。

Facebookの総ユーザー数は20億人を超えてしまったのです。

地球上の人間の3分の1がfacebook上にいるということなのです。

これは驚くべき事実ですね。

試算によれば、毎年60兆円規模で、既存の新聞、テレビ、街頭広告から

猛烈なスピードで引っ越してきているというのです。

 

でも精神科医の立場で言わせたら

「脳のメカニズムを考えたら、ちっとも驚く展開ではない」

というのです。

 

これどういうことか分かりますか?

ここは勉強になりました。

「自分の周囲の人のことを知っておきたいという人間の欲求を

ネットワーク化することに成功した」

のがfacebookだというのです。

 

もう一つは

「人間に根差す自分のことを話したいという欲求」

 

「へ~。そうなの!」

と思いますよね。

 

「人間は先天的に、自分のことを話すと報酬をもらえるように

なっている」

 

そうですね。

私はあまりやらないですがfacebookで、

 

「今日は・・・という話題のお店で絶品の・・・食べています」

 

といかにも美味しそうな写真をアップするとか

 

「今日は・・・絶景の眺望が有名な・・・というホテルに泊まっています」

 

その絶景を見た瞬間に、「いいね!」・・・。

ですね。

アップした人はもうそれだけで幸せになってしまうのですね。

 

 

と書きながら、実は私も

「今日は・・・マラソン! 完走しました!!」

ついアップしてしまいます・・・。

 

これこそ脳の先天的なメカニズムなのですね・・・。

実は、そうやって現代人はすべからく「スマホ脳」に汚染されていくのです・・・・。

2021年4月 8日 (木)

スマホ脳 その3

 

「スマホ中毒患者」は、特に若者に多く生息しているらしいですね。

 

「朝起きてまずやるのは、スマホに手を伸ばすこと。

一日の最後にやるのはスマホをベットの脇のテーブルにおくこと。

一日に2600回以上スマホを触り、平均して10分に一度スマホを

手に取っている。

3人に一人が(18歳~24歳では半数が)夜中に少なくとも

一回はスマホをチェックしている・・・。」

 

恐ろしいですね。

大学生の大半が夜中も眠らずにスマホを見ているのです。

結果的に今、若者の「睡眠障害」が広まっているそうです。

 

私の子供たちはもう社会人なので言えませんが、

自分に小中高あたりの子供がいたら、すぐスマホを取り上げる

でしょうね・・・。

スマホの害については一部言われ出していますからね。

 

ある学校ではスマホを追放しました。

生徒は朝スマホを預け、学校が終わると返してもらう・・・

ただそれだけで成績がアップしたそうです。

 

それだけでなく「サイレントモード」でもスマホを持っているだけで

集中力に弊害が出るそうです。

 

「大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、

スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにして

ポケットにしまった学生より良い結果が出た」

ということです・・・。

 

スマホと学業の成績についての相関関係は、いずれ学者が

解明してくれるのでしょう・・・。

 

しかし、若年層だけでないのですね。

私のような中高年や幅広い世代でスマホの使用が広まっているのです。

 

この著者の方は精神科医と申し上げましたが、

恐ろしいことが書いてあります。

 

「極端なスマホの使用がストレスと不安を引き起こす。

だが、何よりも影響を受けるのは睡眠だ。」

 

さらに怖いことも書いてありました。

 

「スマホがうつになる危険性を高めるのは明白だ。」

 

どういうことなのでしょうか。

スマホからでる「ブルーライト」も悪いそうです。

このあたり精神科医さんのいうことなどで、難しいですが

これは明らかなようです。

「うつ」になるくらいなら、スマホなんか使わなければいいのですね。

 

 

「精神科医として、ここ数年、患者を診る中で気が付いたことは、

よく眠れない人が増えていることだ。ほとんど全員が睡眠導入剤の

ことを尋ねる。

スウェーデンでは3人に1人が睡眠に問題があると感じている。」

 

でも、この先生は素晴らしいです。

すぐ睡眠導入剤なんかすぐ与えないそうです。

 

「スマホを寝室以外の場所に置くように勧める。加えて週に3回は

身体をしっかり動かすようにアドバイスする」

 

そうです。

運動すれば早く眠れるようになるし、睡眠の質もよくなるからです。

 

どうですか。

もう寝室にスマホを置くのをやめませんか・・・・。

2021年4月 7日 (水)

スマホ脳 その2

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(星野リゾートの記事より)

 

この本を読んですぐ思い出したのは「星野リゾート」。

10年前くらいにこのブログでも取り上げたお話ですが、

星野リゾートは宿泊する際に、必ずスマホやPC機器を

ホテル側が預かるのですね。

 

当時は「ヘ~!」という感じで

「そこまで私はスマホ中毒ではないぞ!」

と思ったものでした。

でも今はどうでしょう。

この1年間のコロナ禍のおかげで「急性スマホ中毒患者」

になってしまった感があります。

スマホを肌身離さず持っていないと落ち着かず、

しかも、なんとなく疲れが取れず、夜にぐっすり眠れなかったのです。

ところが、夜の8時から朝の8時まで一日12時間スマホを触らない習慣を

やっただけで、人生が変わったようにさえ思います。(少し大げさ?)

 

「どうしてそうなのだろうか?」と思いながらこの本を

読んでください。

この本今3回目を読んでいますが、読み方がありそうですね。

 

まず、この本の帯タイトルでである

「スティーブ・ジョブズは自分の子にiPadを触らせなかった」

ビルゲイツは自分の子供が14歳になるまでスマホを持たせなかった」

このあたりまで読んで

「へ~!そうなの!」

と驚いてください。

 

IT業界のトップは子供にスマホを与えていないのです。

 

この著者はスウェーデンの精神科医です。

なかなか専門用語が多くて分かりずらいのです。

ですのでそのあとは、いったん飛ばして

最後の章「おわりに」から読めばいいのですね。

 

いいことがたくさん書いてあります。

 

「自分のスマホ利用時間を知ろう」

 

「目覚まし時計と腕時計を買おう」

 

「毎日12時間、スマホをオフに」

 

スマホの利用時間を知るアプリをさっそくダウンロードしました。

驚愕の事実を知ることになりますよ。

目覚まし時計を使い出したのは書いたとおりですが、

腕時計もここ20年は使っていないのですね。

スマホがあるからいらなかったのです。

でも本気で20年ぶりに買おうかと思っております・・・。

スマホをオフにするのは大賛成ですね。

私は1~2時間どころか12時間オフを実行中です・・・。

 

職場では

 

「集中力が必要な作業をするときはスマホを手元に置かず、

隣の部屋に置いておこう」

 

 

これは素晴らしい示唆ですね。

 

「えっ? どうして?」

 

と思ってから本文を読み直してください。

今日から仕事ぶりも変わるのではないでしょうか・・・・。

2021年4月 6日 (火)

スマホ脳 その1

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現在の世界的ベストセラーですね。

なかなかいい本です。

 

この本読んで、すぐ実践したことは二つ。

 

  • 寝室にスマホは持ち込まない
  • 寝る前に電子書籍は読まない

 

たったこの二つなのですが、もう実践して10日あまり。

おかげ様でぐっすり寝られるようになりました。

 

知らない間に自分が「スマホ中毒」になっていたことが

まずよく分かりました。

コロナ禍で1年あまり、たえず情報が気になって、スマホを肌身離さず

持っていました。

 

早朝でも深夜でも、顧問先からの緊急メールでもないか、

またメールを確認していると、あれこれ気になって

本当に脳を休める時間がなかったのかもしれません。

 

今は夜8時に最後のメールチェックしてから、リビングの充電器に

セットしてそのまま。当然寝室には持ち込みません。

あと、長年「熟睡度が分かるスマホの目覚ましアプリ」を使っていたのですが、

それももう止めて、普通の目覚まし時計に変えました。

それからは、目覚めスッキリで朝ランに出発しています。

 

あと、今まで電子書籍を愛用しておりましたが、

つい夜更かしして読み続けたり、

寝られない夜は、電子書籍を取り出して読むことも多かったのです。

電子書籍も脳を休める意味で寝る前は本当によくないようです。

 

何より、スマホを1日中触っているのもよくないのですね。

以前より自宅で料理をするようになって、料理のYoutubeを見るように

なってから、スマホ時間が長くなっていることも実感していました。

Youtubeというのも中毒性があるのですね。

最初は料理動画ばかりだったのが、つい趣味のマラソンも見たり、

また偶然見たバスケットボールも夢中で見るようになり、

気が付いたら、ベッドの中で1時間以上は毎日見るように

なっていたでしょうか。

 

この本で、「1日のスマホ時間を確認すべし」と書いてありましたが

確かに3時間、4時間は当たり前・・・。

Youtubeだけでなく、たえずメールチェックやSNSのチェック・・・。

 

実はもう10年も経ちますが、スマホを仕事中ずっと首から

ぶら下げています・・・・。

 

自分がいかに「スマホ中毒患者」であったことが

まず思い知らされました・・・。

2021年3月26日 (金)

田中角栄 上司の心得 その7

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まあこれ以上、特定政治家の武勇伝を書き綴るのは止めておきましょう。

でも田中角栄というすごい政治家がいたことをこの本で

よく知りましたね。

 

何度も書くように彼は、女性問題というスキャンダルで失脚し、

なおかつ、5億円もの受託収賄罪で有罪が確定した方ですから。

 

でもこの方の「良いところだけ学べばいいのでしょう」

田中角栄に非常に興味が持って、かつて石原慎太郎氏が書いた

「天才」も読んでみました。

 

石原慎太郎氏は、もともと田中角栄の金脈問題を最初に

批判した政治家ですからね。

 

書きましたように、初めて首相となったときは

「今太閤」とさえ言われるほど国民から「英雄」のように人気がありました。

 

何故なら、戦前からこの国の政治の主役は軍人を含めてほとんど

官僚だったからなのです。

 

田中角栄のようなほとんど無名の叩き上げの人間が中枢に座ることは

ありえなかったのです。

 

官僚主導を念願する時の政権は佐藤栄作氏でした。

兄である岸信介総理から脈々とした官僚主導。

次の総理も一高、東大法学部卒のエリートで大蔵省主計局長まで務めた

福田赳夫への既定路線があったのです。

田中角栄と福田赳夫との争いは「角福戦争」とまで呼ばれていました。

こういう背景から

「脱官僚政治」ということで人気が高かったのも分かりますね。

 

石原慎太郎氏が解説していますが

「政治の出来事は表の通り一遍ではすまぬことが多々ある。

要は商売の取引の兼ね合いに似ていることが多い。

駆け引きには裏があり、そのまた裏の裏が

必ずしも表ではなしにまた違う裏ということさえある

そこらの駆け引きは口で説明しても埒が明かず、

後は目をつむってもやってのけるしかない。」

 

エリート官僚の福田氏では、それができなかったのです。

この論理は、コロナ後のビジネスの政界でも置き換えられる

お話でしょう。

リモート会議では、「裏の裏の裏」まで絶対に読めないからです・・・。

 

現代は「官邸指導型」か「官僚主導型かはどうあれ

そんな旧態依然とした政治を脱却してほしいはずです。

 

角栄がかつて掲げた「日本列島改造論」のように

 

「コロナ後日本改造論」

 

をぶち上げるくらいのニューリーダーが!

時代はそんな英雄を間違いなく求めているはずからです。

 

 

(ガンバレ!未来のニューリーダーシリーズ おしまい)

2021年3月24日 (水)

田中角栄 上司の心得 その6

 

「殺し文句の一つも言えないような上司は、上司として

強い求心力は得られない。」

 

「田中軍団」と称される史上最強の派閥を作り上げた角栄氏の

すごさを物語るエピソードはたくさんあるようです。

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令和2年の自民党総裁選で、菅義偉に敗北した石破茂氏。

この方は田中角栄の「殺し文句」で政界入りしたそうです。

 

石破茂の父・二朗氏は鳥取県知事を15年も務めた後、

参議院議員に転じて田中派入り、7年勤めた後、

1981年(昭和56年)9月に他界。

長く知事をやっていた関係で、鳥取県民葬が執り行われ

3500人もの弔問客があったそうです。

 

ただ田中角栄は、その石破二朗氏が亡くなる直前、

「万が一の時はあなたに葬儀委員長をやってほしい」

とまで「遺言」を託されていたのです。

 

残念ながら、その葬儀委員長は、その時の県知事に

譲ったのですが、葬儀後に目白の田中邸まであいさつに来た石破茂氏に

この殺し文句。慶応大学卒業したばかりの新米の銀行員であった石破氏に

 

「いいか。次の衆議院選に出ろ。あまえが親父さんの遺志をつがなくて、

誰が継ぐんだ。」

 

 

さらに必殺の「殺し文句。」

秘書に

「おい、青山葬儀所をすぐ予約だ。県民葬が3500人なら

ここに4000人集める。『田中派葬』として葬儀委員長はワシだ。」

これは田中角栄と石破茂氏を語る最大のエピソードでしょうね。

前代未聞の「派閥葬」でしたからね・・・。

 

こんな「殺し文句」を言える上司はちょっといないでしょう・・・。

 

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昨年、令和2年3月21日に93歳でなくなった宮城まり子さんの

エピソードも有名なお話でしょう。

歌手として女優として大活躍したのち、私財を投じて

昭和43年、肢体不自由児施設「ねむの木」学園を開設しました。

当時は日本には社会福祉という概念が希薄で、障がい者への偏見も

多く、宮城さんは大変苦労したそうです。

当時、国の養護施設で教育を受ける予算は中学校卒業までと

なっていたのです。

宮城さんは田中角栄への直訴を思いつきます。

何とその直訴がかなって、さらに国の予算もついたそうです・・・。

 

田中角栄の絶頂期で当時は大蔵省(今の財務省)に絶大な影響力を

持っていたのでしょう・・。

 

まあ、これ以上政治家のエピソード話の「ヨイショ」は

やめておきましょう。

 

こういう話がいずれ漏れることによって、これ以上の「選挙運動」は

ないでしょうからね。

そこまで頭の働く「大物政治家」は、田中角栄くらいしか

いないのでしょう・・・。

 

ちょっと、上司と部下の関係とのお話がずれてしまいましたね・・・。

2021年3月23日 (火)

田中角栄 上司の心得 その5

 

「政治家と官僚との関係」

これはまさにタイムリーなお話ですね。

 

田中角栄は「官僚使いの名人」と言われていました。

そう書くと

「どうせ、田中角栄は官僚をカネやポストで蹂躙したのだろ!」

と思われがちでしょうけど、それはまったく違うとハッキリ

書いてあります。それどころか、田中という政治家の本質を

まったく分かっていないとまで・・・。

 

では、田中角栄のいう「官僚に仕事をしてもらう」三つの要素。

 

1. こちら(政治家)に、相手(官僚)を説得する能力があるか。

 

2. 仕事の話に、こちらの私心、野心といったものがないか。

 

3. 相手が納得するまで、徹底的な議論をやる勇気、努力があるか。

 

なぜこの三つをいうかという理由。

官僚は能力が乏しいと見抜いた政治家には、表向きを合わせるものの、

それ以上、積極的にその政治家のために働くということはない。

能力ありと見抜いた上司としての政治家には、「公僕」として

寝食を忘れても政策づくりに汗を流す特性があるからなのです。

ここまで書くと

「官僚を左遷という恐怖人事で蹂躙する」某政権にも

学んでいただきたいですね・・・。

(政治のことは書かないお約束でしたね・・・つい・・・)

 

まあ、これ以上官僚の扱い方を学んでも仕方ないので、

ビジネスに応用していきましょう。

 

角栄流の「上司三要諦」です。

 

一つは、「上司は部下を説得するだけの能力が不可欠」

 

二つは、「上司の方針は決して自らのためでなく、部下にあくまで

会社全体の方針であることを理解してもらう努力が不可欠」

 

三つは、「上司は部下が十分に納得するまで、議論から逃げては

いけない」

 

どうでしょうか。

もっともな「三要諦」ですね。

田中角栄のすごいところは、こういうことを言うと

必ずこんな反対意見が出てくることまでお見通しなのです。

 

上司は上司で自負があり、

「部下の言っていることはオレも通ってきた道だ。

まァ、ある程度聞く耳持っていれば十分だろう。

なぜ、いまさら下の者と徹底議論しなければいけないのか・・・」

 

田中角栄はこれをバッサリ。

 

「そんな姿勢がダメなのだ。あくまで全力投球で真正面から

対峙する勇気があるかどうか」

 

ここで角栄流のウンチク。

「論語」もいわく、「下問を恥じず」としています。

 

「自分より下の者に物を聞き、教えられることを恥じるな、逃げるな」

ということです。

 

時代は猛烈なスピードで激変しています。

上司の経験則だけに頼るメリットは、

相対的に低下しているということなのですね。

 

分かりやすく言うと

 

「オレの若い頃には・・・」

 

何て部下にくだまく上司は絶対ダメなのですね・・・。

 

2021年3月22日 (月)

田中角栄 上司の心得 その4

では角栄流交渉術。

 

「ワシの演説を、皆、楽しんで聞いてくれるが、実は信頼感が

あるからなんだ。」

 

これ参考になりますね。

「信頼感のある演説」とは何か分かりますか?

 

「数字をきちんと示し、事の由来を正確に伝えること。」

 

「なるほど!」と思いますね。今の信頼感のない政治家に

教えたいですね!?

 

「数字と歴史を語ること、これ以上の説得力はない。」

 

1972年(昭和47年)9月の「日中国交正常化交渉」で

中国の北京に飛んだ時、日中間の歴史を徹底的に

頭に叩き込んでから、時の周恩来首相と交渉に臨みました。

それを相手が認めたことで、互いに胸襟を開き正常化を

進めることができたのだそうです。

 

「相手を知るべく事前調査が不可欠」

 

これはビジネスにおいても同じでしょう。

 

交渉術の要諦のもう一つ。

 

「握手の効用を軽視するべからず」

 

現在のコロナ禍ではちょっと難しいのかもしれませが、

コロナ後には使えるワザです。

 

「交渉相手の目を凝視する。そのうえで、ガツンと音がするくらいの

力強さで握手に出るんだ!」

 

 

田中角栄の伝説的な名演説は、俗に「角栄節」といわれます。

 

ではその「角栄節」の必殺話術5か条。

 

① 何を話したいのか、まず話の冒頭で結論を示す。

 

これは大事でしょうね。しかもテーマは一つか多くても二つに

絞るべきだそうです。

 

② とくにスピーチでは、聞き手との「一体感」を醸すことに

全力を挙げよ。

 

ここが最大のポイント。独りよがりの話、自慢話は最悪。

 

③ たとえ話をできるだけ織り込む。

 

ここで先ほどの「数字と歴史」ですね。

 

④ 聞き手、話し相手への問いかけ、同意を得ることを心がけよ。

 

「角栄節」に多いのが、「そうでしょう。皆さん!」という問いかけ。

 

⑤ 声には力を入れよ。

 

これも当たり前ですね。蚊の鳴くような声では説得力がありません。

力のこもった声には信頼感も増します。

 

これくらいの話術テクニックを体得すれば、

周囲、部下の評価は間違いなくワンランク上になるそうです。

 

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