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2026年1月22日 (木)

国保逃れの脱税スキーム? その1

20260122-092810

 

日本維新の会の議員が問題を起こしたそうですね。

まあ選挙前なので、政治批判はしませんが、

健康保険料削減、社会保険料削減について考える格好の

ネタなので取り上げましょうか。

 

事件の概要は、

事件の舞台となったのは、京都市に本拠を置く

一般社団法人「栄響連盟」です。

この法人は、高額な国民健康保険料に悩む

個人事業主や議員などに対して、

次のような仕組みを提供していました。

 

まず、加入希望者はこの法人の「理事」として

名を連ねます。

ここもポイントですが、理事というと役員なのですね。

役員が700名もいるという組織

もうこれだけでおかしいですね。

そして月額1万1700円程度という

極めて少額の理事報酬を受け取ることになります。

でもおかしいくらい安いですね。

 

理事としての仕事が

「月に2回メールでアンケートに回答するだけ」

といった極めて形式的なもの

この報酬額を基準として、健康保険と厚生年金に加入するのです。

 

もうここまでで疑問に思いますね。

月1万1700円の給料で社会保険に加入できたということ。

 

ここで重要なのは、社会保険の保険料は報酬額に

応じて決まるという点です。

月額1万1700円の報酬であれば、

健康保険料も厚生年金保険料も

最低ランクの金額になります。

 

こうなると「ズバリ」健康保険料の削減目的での

理事就任と言われてもおかしくないでしょうね。

 

事実、年間100万円もかかっていた保険料が

わずか4万円ほどに抑えられたというから

おかしなお話でしょう。

会費は毎月3万円

そのお金から報酬をもらって、

社会保険料ですから事業主負担もありますね。

 

さらに理事が700人もいたというから驚きです。

 

でも年収で1500万円もの議員さんが

低所得者並みの保険料負担しかなかったのは

確かにおかしいですね。

 

税法の考え方では

「応能負担の原則」

というのがあります。

 

つまり、所得の高い人はそれなりにたくさん払ってください

という至極まっとうな論理・・・。

 

でも、この一般社団法人、実は議員さんの元秘書が

運営していたというオチまでありますから・・・。

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