勝負眼 その8
(2025年12月12日就任した山内隆裕新社長 42歳)
この本は起業家のためには最高の教科書だと
本当に確信していますね。
また一方で最高の事業承継物語でもあります。
次の記述にまた驚きます。
「起業を志した時から上場を目指していたし、
本物のパブリックカンパニーを作ることを
目的としていたから、会社を自分のもの
だと思ったことは一度もない。
ファミリー経営でもなく、
息子に跡を継がせることなど
微塵も考えたことはない。」
確かに24歳で起業され、わずか2年で
上場できた訳です。
これだけでも称賛される事実ですが
そこだけで奢らなかったのですね。
会社お経費で飲み食いしたこともない
という経営者は私はこの商売やっていて
なかなか見たことありません。
「パブリックカンパニー」
を最初から標榜するような経営者もまたなかなか
いないのでしょう。
「やればやるほど自分への依存度が
高まることに、矛盾と焦りを感じていた、」
これはカリスマと言われるほどの経創業営者なら
誰でも感じることなのだと思います。
例えばユニクロの柳井社長もなかなか
後継経営者を指名できず苦労しているように
思います。
確かに柳井氏にご子息もいらっしゃったと思いますが
その承継はあきらめたのかもしれません。
藤田氏はだからこそ社長交代の準備に4年もかけたのでしょう。
この記述が一番面白かった。
「社長候補者は16名と多めに指名し、
長期にわたる研修を一緒に行った。
何より、この期間の16名の候補者の成長が
目覚ましかった」
こんなお話聞いたことないですね。
自ら作成した「引き継ぎ書」があるそうです。
それに基づいての引継ぎ研修。
なぜこれをやるかというと、
「社長業を引き継ぐにあたり、最も大事なのは
意思決定の背景やプロセスを理解して
もらうことだった」
理由はコレ。
「安室奈美恵のようにかっこよく
表舞台を去りたいものである」
« 勝負眼 その7 | トップページ | 勝負眼 その9 »


コメント