手取りを増やす方法を税理士が真面目に考えました その5
そろそろこの問題に自分で「突っ込まない」と
いけないのですね。
社会保険の問題です。
実は社会保険にも加入していない従業員が
多い会社もまだまだ多いのです。
いわゆる「非正規雇用」の問題ですね。
森永卓郎さんも何度も取り上げていますが、
この非正規雇用はどこで急拡大したかと
いうと「小泉構造改革」なのですね。
製造業の「非正規雇用」が急拡大したのいです。
またその後のリーマンショックもありました。
いわゆる「就職氷河期世代」も
正社員になることができず。非正規のまま
雇用されつづけたのですね。
「非正規」のほうが雇用主は使い勝手が
いいのです。
必要な時だけ雇用でき、厳しくなったら
辞めてもらえばいい・・・。
いまだに低賃金で社会保険も加入してもらえず
働き続けている方もいるのです。
中小企業側としての言い分もあるでしょう。
やっとコロナ危機を乗り越えたのに・・・。
コロナ融資の元本返済が始まっているのだ・・・。
金利も上がって大変なのだ・・。
値上げラッシュで原材料が高騰し・・・。
とても賃上げできない。
そもそも社会保険料をはらう余裕もない・・。
でもそうはいっても肯定はできないのですね。
経営者として従業員を幸せにする義務もあると
思うのです。
会社が苦しいからと言って勝手に首にはできないのです。
だからこそ社宅制度を導入し・・・。
どうでしょうか。
あえてこういうことも申し上げたいのです。
上場企業は景気のいいところもあるでしょう。
だからこそ「賃上げ」できる。
でも中小企業の実体経済は厳しいのです。
社宅制度を使って合法的に「賃下げ」するのです・・・。
« 手取りを増やす方法を税理士が真面目に考えました その4 | トップページ | 青梅マラソン 10キロ »
コメント