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2024年12月 6日 (金)

ひまわり その3

20241209-114239

 

あとこの本で非常に勉強になったのが

法科大学院ですね。

 

法科大学院(ロースクルール)という制度が

できたのが平成16年(2004年)

 

質の高い法律家の要請を目的として

修業年限は

既修者コース2年と未修者コース3年

の2コースができたのですね。

 

2004年というと私の脱サラした12年後。

当時は「弁護士になろう!」なんて

思いもしなかったですが、この制度があったら

私税理士ではなくて弁護士になったかもしれないですね。

 

法科大学院の授業の厳しさはこの本を読んで

よくわかりました。

ちなみにこの本の著者は新川帆立さん。

なんとあの東京大学法学部を卒業して

東京大学法科大学院を卒業された方。

 

専門用語が何度も出てくるのはそのためですね。

法科大学院のカリキュラムが非常によく分かりました。

ただ菅原先生の卒業された横浜法科大学院は

2019年以降の募集は停止してしまったのですね。

この制度ができて15年ほどで、入学者の減少などで

ピーク時には74校あった法科大学院が

募集を停止したものを除くと34校しかなくなっているようです。

 

せっかく門戸を開いて

菅原先生のように障害をお持ちの方でも受験が可能になったのに

ちょっと残念な気がしました・・・。

 

読んでいてこれは皆思うでしょう。

司法試験の際に菅原先生の試験の手伝いをしている

試験監督の助手の方が、休みの日にこっそり

六法の辞書の引き方をトレーニングしている・・・。

なんとか合格してほしいという気持ちが

伝わってきました。

「法務省の方に悪い方はいないのだ・・・」と。

 

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