サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その1
ご存じサイゼリヤのお話ですね。
今から15年前になりますが、
このブログでもサイゼリヤを取り上げたのですね。
まだブログを始めて間もなくでしたが、
「手前みそながら」渾身の内容だったと思います。
たぶんその後の累計アクセス数では
当ブログの中ではナンバーワンだったと思います。
サイゼリヤの経営方針は、当時私自身も勉強した
「チェーンストア理論」。
経営コンサルタントの渥美俊一氏が「ペガサスクラブ」を
主宰し、ダイエー、ヨーカードー、ニトリなど
名だたる企業を大躍進させたのでした。
「チェーンストア理論」の入門的なことが
書かれたものだったのでしょう。
私自身も何度も読み返して、勉強したものでした。
今回の著者は堀埜一成氏。
1981年京都大学大学院農学研究科卒業後、
味の素入社。
その後19年間生産技術者として
ブラジル工場などで働かれた後、
2000年43歳でサイゼリヤに
ヘッドハンティング。
そのあたりの経緯も含め、結構なまめかしくて
面白い。
その9年後、2009年サイゼリヤ社長に。
2022年8月に退任するまで13年間も社長として
正垣会長の下で働いたのですね。
元社長としての立場から、本音でいろいろ正直に
書かれているから面白いのでしょう。
ちょっと驚いたのは
「まず、原価計算がなかった。
私が来た当初は、誰もまともに原価計算を
していませんでした。
なぜか利益がでていたのです。」
これ読んで
「話が違うだろ!」
そう思ってしまいました・・・。
15年前の本には
「原価率は40%あっていい」
とか
「粗利は常に60%。
あとは4割人件費。
2割は家賃。」
これを何度お客さんに申し上げたでしょうか。
「今一番流行っているサイゼリヤは
原価計算をキチンとして
経費配分まで決めているのです・・・」
と。
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