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2024年11月26日 (火)

感動体験で外食を変える その5

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(はなまるうどんの業績推移 HPより)

 

丸亀対はなまる。

これよく比較されるお話ですね。

でもこれも勉強になりますね。

 

はなまるうどんは2000年創業。

丸亀製麺よりやや早く先行していますね。

それに対して丸亀製麺は2006年に上場するや

一気に出店攻勢をかけます。

 

この本で勉強した通り、大型店で

店内調理のために莫大なコスト。

しかも自家製面のために原価率をかけた。

 

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(茹でたての店内調理)

 

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(揚げたての店内調理)

 

すべてはなまるうどんに対抗するため。

はなまるうどんは吉野家の傘下です。

早くからうどん工場を作り、牛丼と同様に

すべてセントラルキッチン方式。

 

はなまるうどんも調べましたが、

2019年(平成31年)に500店舗を

達成したもののその後伸び悩んでいますね。

 

これはなまるのHPからですが、2020年コロナで

大幅に落ち込んでようやく売上は回復したものの、

店舗数は418店舗(2024年2月期)

それに対して丸亀製麺は829店舗(2023年3月期)

とほぼ倍です。

 

 

 

「仮に丸亀製麺が店内調理をやめて

工場で大量生産した冷凍麺を使用したら?

茹で釜を無くしたら?

これらの施策は、調理時間の短縮や水道光熱費の

コストカットにつながります。

現在の冷凍技術であれば、かなり状態の良いうどんを

出すこともできるでしょう。」

 

「しかし、チェーン化には標準化の罠があります。

個人店で繁盛している店がチェーン化する際、

店が増えるにつれ人気が落ちていくのを見たこと

ありませんか?

それは希少価値が薄れたこととよりも、

標準化することで店の強みが失われるから」

 

これ大事なところでしょう。

 

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 (業務スーパーなら5玉で100円)

 

うどんを業務スーパーで買えば、

「5玉100円」程度で結構あります。

それをなぜ一杯500円も出すのか?

 

「立ち食いうどんとの差は何か?」

 

冷静に考えますからね。

ここは外食ビジネスの厳しさと

栗田社長から教わりましたね・・・。

 

 

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