感動体験で外食を変える その5
(はなまるうどんの業績推移 HPより)
丸亀対はなまる。
これよく比較されるお話ですね。
でもこれも勉強になりますね。
はなまるうどんは2000年創業。
丸亀製麺よりやや早く先行していますね。
それに対して丸亀製麺は2006年に上場するや
一気に出店攻勢をかけます。
この本で勉強した通り、大型店で
店内調理のために莫大なコスト。
しかも自家製面のために原価率をかけた。
(茹でたての店内調理)
(揚げたての店内調理)
すべてはなまるうどんに対抗するため。
はなまるうどんは吉野家の傘下です。
早くからうどん工場を作り、牛丼と同様に
すべてセントラルキッチン方式。
はなまるうどんも調べましたが、
2019年(平成31年)に500店舗を
達成したもののその後伸び悩んでいますね。
これはなまるのHPからですが、2020年コロナで
大幅に落ち込んでようやく売上は回復したものの、
店舗数は418店舗(2024年2月期)
それに対して丸亀製麺は829店舗(2023年3月期)
とほぼ倍です。
「仮に丸亀製麺が店内調理をやめて
工場で大量生産した冷凍麺を使用したら?
茹で釜を無くしたら?
これらの施策は、調理時間の短縮や水道光熱費の
コストカットにつながります。
現在の冷凍技術であれば、かなり状態の良いうどんを
出すこともできるでしょう。」
「しかし、チェーン化には標準化の罠があります。
個人店で繁盛している店がチェーン化する際、
店が増えるにつれ人気が落ちていくのを見たこと
ありませんか?
それは希少価値が薄れたこととよりも、
標準化することで店の強みが失われるから」
これ大事なところでしょう。
(業務スーパーなら5玉で100円)
うどんを業務スーパーで買えば、
「5玉100円」程度で結構あります。
それをなぜ一杯500円も出すのか?
「立ち食いうどんとの差は何か?」
冷静に考えますからね。
ここは外食ビジネスの厳しさと
栗田社長から教わりましたね・・・。
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