サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その3
ここまで書いて、普通のレストラン経営者なら
もう読まないでしょうね。
「ミラノ風ドリア 税込300円なんて
大企業だからできるのでしょ。
こんなことしたら店潰れてしまうでしょ」
まあ本当に思うのでしょうね。
サイゼリヤのように原価率を高くして
皆お店やりたいでしょう。
でも現実にはなかなかできないのですね。
「でも本当にできているのだろうか?」
疑い深い私は得意のエディネット分析。
このブログであえて何度もご紹介しておりますが
大企業の経営指標はすべて公開されているのですね。
もちろん全部は真似できないでしょうけど、
参考になるところは真似たらいいのですね。
これが単体のサイゼリヤの損益計算書。
2023年8月期で1204億円の売上。
でも経常利益はわずかで、最終利益は
6億円もの赤字です。
コロナの2020年8月は売上落ち込み、
大幅赤字なのは分かりますが、ようやく
売上が回復している感じですね。
でも連結では1832億円の売上で
当期純利益は51億円の黒字。
どうしてそうなのかというと
アジアに1840人も採用し
アジアでの売上を上げているから。
海外シフトに移行していることも分かります。
では肝心の原価率。
単体のお話ですが、
売上1204億円のうち原価は514億円
つまり驚異の原価率42.7%!!
確かにこの原価率では通常あり得ないでしょう。
でもこの原価率よく見ると製造原価127億円の
うち材料費は88億円程度。
ミラノ風ドリアが300円で提供できる理由は
確かにコレでしたね。
オーストラリア工場のおかげでしょう。
売上1204億円というと毎日は365日で割ると
一日の売上3億円ですね。
ミラノ風ドリアが毎日10万食でるということは
毎日3000万円。
売上の10%はミラノ風ドリアなのですね。
これがまさに「来店動機」になっているのですね。
もっと詳しく見るとエディネットには確かに
「広告宣伝費」ありませんでした。
因みに比較する上で「丸亀製麺」の損益計算書。
20億~30億円も広告費使っていますね。
(丸亀製麺のPLより)
ミラノ風ドリアがまさに
サイゼリヤの「広告費」
なのがお分かりになりましたか?
« サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その2 | トップページ | サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その4 »
« サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その2 | トップページ | サイゼリヤ元社長が教える2億人の経営術 その4 »








コメント