感動体験で外食を変える その2
(丸亀製麺の創業時の手書きの看板)
栗田社長がワタミ渡邊社長に会った
くだりが面白い。
渡邊社長から
「PLとBSを持ってきてください」
と言われたのですが、
当時その意味も栗田社長はまったく知らなかった。
顧問税理士に
「PLとBSってやつある?」
と聞いて出力したデータをもって
会いに行きました。
創業して10年以上経っていますね。それでも
PLの意味もBSの意味も何も分からなかった。
顧問税理士として海より深く反省しなければ
いけないネタでしょう・・・。
でもそれから10年後の2006年。
トリドールは上場してしまうのですね。
「PLとBSの意味も分からない人が
その後10年で上場」
この事実に私自身も驚きました・・・。
そんなところをツッコムのは私だけでしょうけど
創業から栗田社長が何をしてきたか。
ここを学び取っていただきたいのですね。
話を戻しますが
1985年8月24日創業。
まだ23歳ですね。
オープンする前の2週間前に結婚。
いいですね。
こういう無鉄砲なところが若者の特権。
開業して失敗するなんて一ミリも頭にないのです。
銀行からは借りられず、保証協会のサポートで
300万円を融資。
働いてためた400万円とあわせて
元金800万円で開業。
場所は地元の兵庫加古川市。
カウンターが10席だけの炭火焼き鳥居酒屋。
店名が
「トリドール3番館」
「こんな店を3軒持ちたいと命名」
現存するこの看板は本社に飾ってあるそうです。
開業時の思い入れが伝わってきますね。
最初は同級生が来てくれたそうですが、
すぐ誰も来なくなります。
これ私のこのブログでいうネタですね。
「3日・3月・3年の法則」
最初の3日は必ず知り合いが来てくれます。
勝負の時は開業して3か月。
そして更なる決断の時が3年後・・・。
「誰も来てくれない日もあった・・・」
「仕方がないので深夜営業。2時まで開いて・・・」
ここも「あれっ?」と思いますよね。
前に京都の老舗割烹「菊乃井」の三代目の
本を紹介しました。こちら
今では三ツ星の有名割烹だって、
「誰も来てくれないの深夜2時まで営業して・・・」
皆最初は同じなのです。
安心しましたか・・・。
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