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2024年11月21日 (木)

感動体験で外食を変える その3

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「どうやって丸亀製麺は誕生したのだろう?」

 

そう思って読むと独立開業の実によい事例と

なるのでしょうね。

 

カウンターだけの焼鳥屋を開業したのが

1985年。

3年目に2号店。

社名の通り3軒目ができたのが7年後。

実はまだ個人事業なのですね。

社長自身もまだ30歳。

どこにでもいる居酒屋の兄ちゃんです。(失礼)

「洋風焼鳥酒場」だったのです。

そこから「ファミリーレストラン風の居酒屋」へ

方向転換。

会社設立が1995年。

創業からわずか10年後。

書いたように「PLもBSも分からない」居酒屋の兄ちゃん。

その5年後にいわゆるITバブル到来。

社長自身も「上場を目指す」。

 

でもここで驚くのは

「うどん」ではないのですね。

焼鳥チェーン店なのです。

 

2000年に実験店舗として

「丸亀製麺号店」

を加古川で開店。

 

私も香川県で「セルフうどん」を食べたことは

ありますが、当時はまだ全国的には

「釜揚げうどん」や「ぶっかけうどん」

なんて知られていなかったですね。

まだまだ実験店舗どまり。

 

 

でもこの時点ではうどんチェーン店ということは

まだまだ思いついていなかったはずですね。

栗田社長は大阪出身。父親が香川出身らしいですが

うどんを食べて育ったのでも何でもないのですね。

 

会社にとって「ラッキーだった」と思うのは、

2003年の鳥インフルエンザの世界的流行。

「ラッキー」というと語弊があるかもしれませんが

この本読んでもし、鳥インフルエンザがなかったら

あのまま「焼鳥チェーン」で上場したのでしょう。

 

でもこれも前に勉強しましたね。

「鳥貴族」ですね。こちら

 

そう簡単には「焼鳥チェーン」だけでは成功

できないのですね。

本当にどうなったのだろうと思いますね。

 

上場が延期され、ショッピングモールの

フードコートへ出店依頼。

そこで丸亀製麺を出店。

 

フードコートは今でもそうですが、

店内後方のキッチンで作ったものを出す

というのが一般的ですね。

 

そこで丸亀製麺は、製麺機を持ち込んで

打ち立て、茹でたてのうどんを出した。

その製麺所の風情が受け

たまたま大ヒットした・・・。

 

上場が2006年。

計画が2年遅れということだったみたいですが

2004年にただの「焼鳥チェーン」で上場していたら

どうなっていたのでしょう・・・。

 

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