投資依存症 その2
森永さんの容態が思わしくないようです。
応援する意味も込めて続けましょう。
「バブル」を証明する面白い記述。
「トヨタの有価証券報告書によると
2003年3月期の平均給与は805万円
2023年3月期の平均給与は895万円
20年間で90万円増えていますが
手取りではわずか60万円程度しか増えていない。
この間の2度の消費税増税や控除の縮小、
社保の増額に加え、コロナ後の著しい物価上昇。
トヨタとはいえ実質可処分ベースの『賃金』は
下がっている」
これ驚きませんか?
トヨタのエリート社員ですら
この20年間で生活がさらに
苦しくなっているのですね。
でもこの20年間で
「トヨタは大きく成長し、
労働生産性(=営業利益÷従業員数)は
2080万円→3043万円と1.5倍。」
労働生産性が963万円も伸びていたら
せめてその半分でも賃上げの原資になったのです。
ということは
「従業員の努力の果実のほとんどが会社の取り分と
なっている」
ということなのですね。
「賃上げの原資があることと、経営者が労働者に
分配するかの判断はまったく別問題」
ということ。
でもこの次を読むとトヨタの社員は怒らないのでしょうか?
「トヨタの豊田章男会長の2023年の役員報酬は
前年と比べて46%増の9億9900万円」
かつての日本は、上場企業であっても社長の年収は
2000万円程度だったのですが、今や数億円が常識。
株主への配当金も、以前は景気が悪ければ無配にし、
経営上、最優先していたのは従業員の雇用と給与
だったのです。
「それが今や、株主への配当や経営者の報酬を拡大する
ことを優先して、その原資として労働者の報酬を
抑制するようになった」
のです。
当然トヨタだけのお話ではないのですね。
各上場企業は自社の株価を引き上げるために
労働者への分配を抑制してきたのです。
経営者はどこまでも報酬が高くなり、労働者は
給料自体が抑圧されていきます。
これではまさに格差の拡大。
「格差の拡大は『平均株価』というみせかけの株価を
押し上げたのです」
これこそが森永さんが指摘する「バブル」であると・・・。
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