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2024年10月 8日 (火)

投資依存症 その2

森永さんの容態が思わしくないようです。

応援する意味も込めて続けましょう。

 

「バブル」を証明する面白い記述。

 

「トヨタの有価証券報告書によると

2003年3月期の平均給与は805万円

2023年3月期の平均給与は895万円

20年間で90万円増えていますが

手取りではわずか60万円程度しか増えていない。

この間の2度の消費税増税や控除の縮小、

社保の増額に加え、コロナ後の著しい物価上昇。

トヨタとはいえ実質可処分ベースの『賃金』は

下がっている」

 

これ驚きませんか?

トヨタのエリート社員ですら

この20年間で生活がさらに

苦しくなっているのですね。

 

でもこの20年間で

「トヨタは大きく成長し、

労働生産性(=営業利益÷従業員数)は

2080万円→3043万円と1.5倍。」

 

労働生産性が963万円も伸びていたら

せめてその半分でも賃上げの原資になったのです。

 

ということは

「従業員の努力の果実のほとんどが会社の取り分と

なっている」

ということなのですね。

 

「賃上げの原資があることと、経営者が労働者に

分配するかの判断はまったく別問題」

 

ということ。

 

 

でもこの次を読むとトヨタの社員は怒らないのでしょうか?

 

「トヨタの豊田章男会長の2023年の役員報酬は

前年と比べて46%増の9億9900万円」

 

かつての日本は、上場企業であっても社長の年収は

2000万円程度だったのですが、今や数億円が常識。

株主への配当金も、以前は景気が悪ければ無配にし、

経営上、最優先していたのは従業員の雇用と給与

だったのです。

 

「それが今や、株主への配当や経営者の報酬を拡大する

ことを優先して、その原資として労働者の報酬を

抑制するようになった」

 

のです。

 

当然トヨタだけのお話ではないのですね。

各上場企業は自社の株価を引き上げるために

労働者への分配を抑制してきたのです。

 

経営者はどこまでも報酬が高くなり、労働者は

給料自体が抑圧されていきます。

これではまさに格差の拡大。

 

「格差の拡大は『平均株価』というみせかけの株価を

押し上げたのです」

 

これこそが森永さんが指摘する「バブル」であると・・・。

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