ほんまに「おいしい」って何やろ? その3
(名古屋名門料亭 か茂免)
フランスへの留学(遊学)の後、
老舗「菊乃井」を継ぐことを決めます。
これから厳しい修行の道なのでしょう。
ただ、このあと名古屋の名門料亭「か茂免」に
あっさり入社します。
この「か茂免」は調べたのですが、
「名古屋三大料亭」の一つ。
やはりここは菊乃井としてのコネクションでしょう。
あのままフランスで「飛び込み料理人の修行」を
続けていたらまた違った料理人に
なっていたでしょうけど・・・。
ここで「16歳の」先輩に出会います。
でもここで冷静に考えたら、まだ料理の基礎さえ知らない
素人でしょう。
「いじめがあった」
記述がありましたが、「先輩」としては
本当に面白くないのでしょうね。
名門料亭への「コネ入社」、
しかもフランス帰りの「ずぶの素人」の大学卒。
中卒で真面目に修行しているものとしては
当然良い気はしないでしょう。
よく料理人の修行のことを聞きますよね。
私の世代ではショーケンが主人公だった
「前略おふくろ様」(古い??)
中卒の集団就職で田舎から出てきた若者の
キビシイ修行時代。
毎日のように朝から晩までたまねぎを
剝かせられる・・・。
そんなイメージですからね。
そもそも大卒の料理未経験の素人を
どんな名門料亭だって雇うはずがないですから。
ここで、自分のことも思い出しました。
大卒で経理未経験の33歳の元野村證券。
会計事務所に勤めたいと思っても
どこの「名門税理士法人」も雇ってくれなかった・・・。
50連敗くらいしてからやっと入った弱小事務所は
同僚が皆高卒の若い女性ばかり。
手取り10数万円・・・。
先輩は確かに20歳の高卒の方。
毎日たまねぎは剥かなかったけど
単純入力ばかり・・・。
誰でもそんなツライ修行時代をへて
「名料理人」になっていくのでしょう・・・。
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