ほんまに「おいしい」って何やろ? その6
(牛肉の上にうにキャビアのせ)
現在の料理界の強烈な批判。
ここは料理に携わる方にじっくりと
読んでいただきたいですね。
京都だけに限らないお話。
東京に対しても強烈な批判。
「東京の鮨屋の、一人5万円とか7万円と
言われている事情」
「食べに行く方も、値段が高いのが上等と
思っているのかもしれない」
これ結構当たっているのでしょう。
これに対してバッサリ。
「『料理』やなくて『価格』を食べている」
「鮨屋の『あて』のようなものばっかり
いくら並べても、それでは『懐石』には
ならん。それでは料理屋にはならんねん」
「『懐石』には起承転結がある。
一つのルールがあって、そのなかで料理を
作るのが『懐石』で、『食べ物』を並べて出して、
それがうまければよかろうというのは
料理屋やなくて居酒屋や。
居酒屋でよければそれでよいけど、
お前は、何になりたいねん」
「居酒屋みたいな料理屋が多すぎやないか」
「焼いた牛肉の上に生うにのせて、
その上にキャビアをのせる」
そういうのを見て「うわー、すごーい」
と喜ぶ客がいる」
これ「牛肉 うに キャビア」と検索したら
写真の料理がでてきました。
本当にあるのですね・・・。
「この魚は瀬戸内の何とかいうところで獲れた・・・」
料理以外の講釈が多すぎる。
高いお店はそういうところ多いです。
有名料理店・・で修業した・・とか。
「東京では貧富の差が激しい」
こうなるともう東京の金持ちは舌が肥えていない
ようにも思えてきますね。
本当に何だか止まらなくなりました・・・。
本当は「おいしいって何やろ」
という箇所が一番興味深かったのですが、
料理教室10年通っただけの「素人」が
講釈しても申し訳ないので
このあたりにしましょう。
最後に本家本元の菊乃井の料理。
これが本当の懐石らしいです。
ちょっと「お高い」と思う方は、
「菊乃井無碍山房」の「菊乃井のお弁当」
これ5000円(税抜)!!
これを味わいながら
「おいしいって何やろ」
と考えてみてください・・・。
(がんばれ! 料理界の文化功労者シリーズ おしまい)
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