医者の父が息子に綴る人生の扉をひらく鍵 その2
ではこの著者「中山祐次郎先生」が医者になった
理由から。
医者になった方の理由はいろいろあるでしょうね。
まず一番多いのは
「親が医者だから・・」
これはよく聞きます。
仕事柄私が関係しているお医者さんは
代々お医者さんの家系が多いですね。
あとは子供の頃、身内が大病して、もしくは
亡くなって急に医者を志すようになった・・・。
これも良く聞きます。
因みにこの方のベストセラー「泣くな研修医」も
子供の頃実兄が急死したから医者を目指すことに
なったという設定でした。
この中山先生の場合、実に素晴らしいです。
15歳のある日読んだ新聞記事がキッカケ。
「東南アジアのある国で、ゲリラと呼ばれる
武装した悪い人が少年少女を襲う。
男の子は5人組にして、一人を決めたら
残りの4人に一人を殺させる。
女の子は子供を産ませ兵士に育てる」
どうでしょうか?
こんな酷い記事読んで確かにショックを
受けたのでしょう。
でもこれを読んで医者を目指すというのが素晴らしい。
「自分が医者になって現地に行き、傷ついた人を
片っ端から治しまくろう」
そう思って医者になることを決意したのです。
これが筆者の15歳の時のお話。
なかなか思いつかないでしょうね。
中山先生は、神奈川で中高一貫校の名門
「聖光学院」に入学されています。
名門ですね。偏差値で言うところの68。
日本で上から数えて10番以内に入るくらいの
難しい学校です。
「だから医者を目指したのか!」
ここで納得しないでください。
この中山先生実に正直に書いてあります。
「高校1年生の時、210人いた同級生の中で
190位くらいだった・・・」
でも
「まるで彫刻刀で板を削るように『絶対に医者になる』
心に強く刻み込んだ」
でもこのあとも正直に書いてありました。
2浪してまで鹿児島大学医学部に入学・・・。
素晴らしい・・・。
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