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2024年9月27日 (金)

医者の父が息子に綴る人生の扉をひらく鍵 その8

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後期研修に入って2年目。

ドクターXでよく出てくる「カンファレンス」(術前会議)。

中山先生も週二回やって鍛えられたそうです。

これは勉強になるのでしょうね。

 

でも中山先生は焦っていました。

重要な手術をやらせてくれないのですね。

優秀な外科になるには、難易度の高い手術を

何度も執刀することが必要なようです。

 

ようやくこの道30年のベテランの医師の

「前立ち」と呼ばれる第一助手を

勤めるのですね。

 

そのあとこれも驚きますが

「エルステ会」という儀式。

「初めて胃を切る手術をした外科医が

指導してくれた外科医やお世話になった看護師を

招待して食事をおごる

のです。

 

名店で4万円を払って、これが誰もが通る

「外科医第一歩」。

 

ここで「あれっ?」

と思いましたね。

熱心に読んでいた「泣くな研修医シリーズ」

とちょっと違うのです。

 

新人研修医が美人先輩女医から厳しくも

指導され、時には酒を酌み交わしながらも

暖かく育てられるストーリー。

とにかく仕事は厳しく、寝ずに仕事に打ち込むのです。

ミスしたら

「そんな気持ちでやっているなら医者なんかやめな!」

本当に怒られるのですね。

確かに人の生死を扱う職業だから

当然かと思っていたのですね。

だからこそ

「外科医になるのにはそれくらいキビシイ修行が

いるのか・・・」

 

 

つまり、腕のいい医師から直接指導があるのかと。

ここが違う業界からみたら羨ましいと

本当に思ったのです。

 

申し訳ないですが税理士業界にはありえないでしょう。

そもそも研修医のようなインターン制度もないですからね。

実務経験年というのは必要ですが、

これは税理士になる前に職員としての経理の実務経験で

よいだけなのです。

 

司法試験合格者には合格後に司法研修所での受講義務があり、

非常に羨ましく思ったのです。

昔は2年間。今では1年間らしいのですが

そこでまた鍛えられるのでしょう。

 

素晴らしい医師や弁護士を育てようとする

業界の熱意でしょうか・・・。

 

私もどこかの大税理士法人で

大門未知子のように大勢の前で

カンファレンスを一度でいいからやってみたかった。

 

「この会社はここが問題なので

会社を再生するためにこの緊急手術を

やってみます!」

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