年金申請問題 その8
ケース1とケース2を
良く見比べてください。
ここに在職老齢年金の「闇」があると
私は思うのですが・・・。
ケース1は
年金で年間120万円
給料で年間210万円
合計年収で330万円です。
月で言えば毎月275,000円
これで年金が削られるのは
「国民感情」としても許されないことでしょう。
日本年金機構の「複雑な」計算式を
つらつら眺めていると、
「要するに年金とサラリーを合わせて
600万円以上、つまり合わせた月収が50万円
以上なら削られるのか・・・」
そう思いますよね。
でもケース2をよく見てください。
年金で年間450万円。
私のこの業界30年の経験からも
まずない高額な年金収入ですね。
さらにこの方もサラリーで894万円。
65歳にもなってこれだけもらえるのは
上場会社役員で関連会社に天下りでも
した方でしょうか・・・。
(すいません。多少やっかみ?)
現実には結構多くいるのでしょう。
それでもこれだけの年収のある方でも
年金は少ないながらも支給されるのです。
でもこういう方こそ年金の受給開始年齢を
繰り下げることも検討すべきでしょうね。
きっと高額な退職金と手厚い企業年金も
別にあるでしょうから。(またやっかみ?)
ただ一方でこういうことも聞きます。
特に私の同級生からこんなボヤキをよく聞きます。
かつて大手企業に勤めていながら
60歳過ぎに再雇用で継続して働いている方です。
こういう同級生からのボヤキはこれです。
「年金が削られないように、調整して
働くことを強要されている」
まさにこれが「闇」ですね。
「年金の受給」を理由に、
働きたいのに働かせてもらえない・・・。
このあたり大手企業は結構詳しいです。
専門のコンサルタントか社労士がいるのでしょうね。
でもここは中小企業の経営者にも学んでいただきたい
ところなのでしょう。
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