100年企業のものづくり 人づくり その3
この本を買った瞬間に思ったのですね。
「これは100周年をきっかけに作られた
ブランディングの本」
だと。
題名から
「ものづくりは人づくり」
このあたりから、
「会社のイメージを上げ、良い人を採用したい」
そういう意図なのでしょう。
でもそうだと思ってもあえてこの本を
よく読んでみたのです。
「ブランディングの本」だろうが「ウソは書いていない」
はずだからですね。
100年続いた理由がこの本に、盛りこめられているのです。
企業が100年どころか10年続くことも
なかなか大変なのです。
そのノウハウがたった1650円で教えてもらえるのです。
私としても1650円でノウハウを教わり、
企業へのアドバイスのヒントになるのです。
ですから前回ご紹介したオーエスジーの企業を徹底的に
研究しても参考にはならないのです。
売上高1000億円も超え世界進出を
果たしている企業の真似は簡単にはできないからなのです。
業界3位ながらもがき苦しんでいる中小企業の方が
遥に参考になるのです。
田野井製作所が
「オーエスジーを超えるにはどうするか?」
などという議論はきっとしていないでしょう。
(すいません。想像です。)
最初に申し上げた通り、
「専業メーカーとしての矜持」
を持っているのです。
本を読んでよく分からなかったのですが
「ドクターセールス」
このフレーズ分からないですよね。
「ドクター? 医者でしょ。セールスは販売??」
本の説明では理解できなかったのですが
会社のHPみたらすぐ分かりました。 こちら
HPにある「田野井の強み」
で真っ先に出てくる表現。
大手企業ではここまでできないかもしれませんね。
機械オンチの私ですから、
「工具の中でタップが最も難しい」
その表現でも腑に落ちました。
改善事例が多く掲載されています。
「タップの費用はTONOIに切る帰る前に
年間1億円だったのが、現在400万円!!」
「ホントかよ~。」
と突っ込みたくなりますが、
大真面目に
「お客様を元気にする主治医になりたい」
製造業で「主治医」という表現はなかなか
面白いと思います。
「田野井の強みは何か?」
これを突き止めたからこそ
こういう「主治医」という表現になったのだと思います・・・。
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