ザイム真理教 その6
「書いてはいけない」の方に来月から行われる
「定額減税」について強烈は批判を言っていますね。
この定額減税とは、
「経済政策の目玉として、所得税・住民税減税として
一人当たり住民税1万円、所得税3万円の定額減税を
1年に限って行われる」
のですね。
この来月から行われる「定額減税」について、
税の現場では、今大混乱しております。
「誰がこんな制度決めたのか!」
そんな声が今や税理士だけでなく現場の経理担当者からも
出てきていますね。
これは2023年11月2日に政府が閣議決定した経済対策
なのですね。
岸田総理が「物価高で苦しむ国民生活を救うため、
税収増を国民に還元する」
ということで決められたのです。
これに対して森永さんは
「物価対策にはならない。
消費税減税であれば、税率引き下げと同時に
物価が下がるから、完全な物価抑制効果がある。
とくに食料品は物価が9%も上がっているから、
軽減税率の8%をなくせば、物価高の大部分を
相殺できる。国民が経済対策の効果を毎日
買い物のたびに感じることができる。
一方、所得税減税は所得を増やすので、
理論上は需給がひっ迫して物価をむしろ
押し上げる。」
そうなのでしょうね。
所得税減税とはそういうことなのでしょう。
「一時的な減税は貯蓄に回ることが多く、
消費を拡大しない。
これまで行われた一時金給付の効果試算では
給付金のおよそ8割が貯蓄に回ってしまうことが
明らかになっている」
この定額減税は目に見えてお金をもらう訳ではないので
「この3万円で欲しかったものを買おう」
とは確かにならないでしょうね。
コロナの時に10万円の給付金がありましたが
あれは確かに銀行口座に10万円が振り込まれたので
もちろん貯金をした人もいたでしょうけど
「在宅勤務のための高価な機能性椅子」
が飛ぶように売れたらしいのですね。
確かに一時給付金のようにせめて4万円配ってくれたら
良かったですが、間違いなく財務省が反対したのでしょうね。
赤字国債をまた発行することになりますから・・・。
この定額減税で、手取り金額が毎月数千円増えた
ところで、何も変わらないではないでしょうか。
特に住民税の1万円はサラリーマンなら
年間の住民税の総額からから1万円引かれて、それを
それをさらに11分の1毎月天引きされるので、
まったく減税があったことすら分からないでしょうね・・・。
いろいろ思いますが、
森永さんは
「非科学的経済政策」
であるとバッサリ。
何度も書きますが、私が「財務省が悪い」とは
言っているのではないですよ。
森永さんが「書いてはいけないこと」として、
書いているのです・・・。
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