« ザイム真理教 その6 | トップページ | ザイム真理教 その8 »

2024年5月16日 (木)

ザイム真理教 その7

__20240516094901

 

「定額減税」というのは

きっと「増税メガネ」が財務官僚のいうとおりに

決めたものなのでしょうね・・・。

 

ただ、この本により、安倍元首相に対する考え方が

正直変わりました。

安倍元総理は、自民党のなかで唯一といってよい

「反財務省」の政治家だったのです。

 

安倍政権下で消費税率は

2014年4月に8%

2019年10月に10%

に引き上げられていますね。

 

でももともとの法律では

2015年10月から10%に決まっていたのです。

それを2017年4月と一度1年半延期し、

さらにそれを2019年10月へと

結果的に4年も延期したのですね。

 

その間の安倍さんと財務省との闘いが面白い。

この本で紹介されていた「安倍晋三回顧録」

を私も買って読んでみました。

 

 

「私も第一次内閣の時は、財務官僚のことを

結構尊重していました。

でも、第二次内閣になって、彼らのいう通りに

やる必要はないと考えるようになりました。

デフレ下における増税は、政策として間違っている。

ことさら財務省を悪玉にするつもりはないけれど、

彼らは、税収の増減を気にしているだけで

実体経済を考えていません。」

 

ここまでハッキリ書ける政治家は確かに

いなかったのでしょう。

この本も「書いてはいけない」はずでししょう。

 

「デフレを脱却していないのに、

消費税を上げたら一気に景気が冷え込んでしまう。

だから何としても増税を回避したかった。

しかし、予算編成を担う財務省の力は強力です。

彼らは、自分たちの意向に従わない政権を

平気で倒しに来ます。」

 

消費税を10%にしたらどうなるかは

安倍さんはきっと分かっていたのでしょう。

アベノミクスが失敗したのは消費税増税だったと

森永氏も指摘しているところですから。

 

どうしても増税するしかなかった理由が

やはり森友問題であったと。

 

「消費税の引き下げを画策し始めた安倍総理を

失脚させるために、財務官僚がたたき売りをして、

安倍総理のスキャンダルに仕立てようとした。」

 

その森永氏の推測もあっている気もします。

実際に安倍さんも回顧録で

 

「私は密かに疑っているのですが、森友学園の

国有地売却問題は、私の足をすくうための

財務省の策略の可能性はゼロではない。」

 

恐るべし財務省・・・。

« ザイム真理教 その6 | トップページ | ザイム真理教 その8 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ザイム真理教 その6 | トップページ | ザイム真理教 その8 »