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2024年5月10日 (金)

ザイム真理教 その3

ザイム真理教の教義では

「ひたすら消費税を引き上げることにこだわる」

なんだそうです。

 

ここが最大の問題であると森永さんは指摘しています。

ここは「消費税の逆進性」ということをいいたいのでしょう。

ちょっとここは難しいところでしょうか。

消費税の税率が引き上げられるたびに、

議論される論点なのですね。

 

つまり「消費税の逆進性」とは

「消費税の引き上げは富裕層に有利である」

ということなのです。

 

税制上の不公平がここで、つまりこの「消費税の逆進性」で

生まれてくるというのです。

 

森永氏の説明の通りに書きます。

 

「月収1000万円の富裕層は、収入の半分くらいしか

消費しないから、消費額は500万円であり、

消費税負担は税率10%として、

50万円を負担することになる。

収入に対する消費税の比率は5%」

 

「月収10万円の庶民は、収入の8割を

消費に回すから、消費税額は8万円。

消費税の支払は8000円で

収入に対する消費税の比率は8%」

 

庶民の負担の方が高くなるとしているのですね。

これ森永さんのいう「消費税の逆進性」というもの。

ちょっと例が良くないと思うのですが

 

経産省出身の評論家「中野剛志」氏の本から説明します。

「目からうろこが落ちる 奇跡の経済教室 より」

 

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「低所得者ほど、収入に占める生活必需品の

購入割合が高いので、高所得者よりも

税負担が高くなる。」

 

 

つまり、

「消費税の痛みは高所得者より

低所得者の方が強いということです。

これでは痛みを分かち合ったことになりません。

『みなが税で痛みを分かち合う』ようにするには、

累進所得税など、収入に応じた税負担率と

なる税制を採用しなければならないはずでしょう。

低所得者により多くの痛みを押し付ける税制が

消費税です」

 

こっちの方が分かりやすいし納得しませんか。

税金とは「応能負担の原則」があると思うからです。

 

ちょっと森永さんはデフォルメしすぎです。

これもかなり納得できなかった表現。

 

「富裕層は、自分の会社を持っているか、

会社の経費を自由に使える。

消費税を負担せずにモノやサービスを購入できる。」

 

「日産自動車のCEOだったカルロスゴーンは

妻の誕生日を祝うパーティーの経費も

会社に付け回していた。」

 

「私の知っている富裕層はほぼすべての支出が

会社の経費だ。

消費税をほとんど支払っていなことになる。」

 

 

これは「ふざけるな!」

という表現ですね。

税務署が日産自動車に強制捜査でもして

消費税と法人税を「重加算税」とともに

追徴すべきお話ですから。

 

これは単なるネタでしょうが

森永さん、これはちょっと「盛りすぎ」です・・・。

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