ザイム真理教 その1
先日「書いてはいけない」をアップしましたからね。
この本について触れざるをえません。
真面目に何度も読み返してみました。
個人的には結構ショッキングな本でした。
最初にお断りしておきますが、税理士である以上、
財務省や国税庁をディスする訳にはいきません。
ましてやカルト宗教とまで書くわけにもいかないのです。
(書いていますが・・・)
ただ、前著でがんになっても死を賭して、
森永さんが書いている覚悟を感じましたからね。
森永さんのおっしゃる説を真面目に考えてみようと
思った次第です。
ジャニーズ問題や日航機123便問題と同様に
なぜこのことに触れてはいけないのか。
それを考えてみることも、やはり税の専門家としても
必要なのではないかと思った次第です。
この本は昨年発売された本ですが、
「書いてはいけない」の大ヒットの効果か
またベストセラーにもなっている訳で、
この問題は国民全体にとっても関心事のようですから。
まず客観的なデータから論じたいと思います。
この表まじまじと見ました。
「こんなに増税になっていたのか・・・」
この表の意味を分かるのは昔の税制をよく知っている
私の世代以上の税理士くらいでしょうか。
著者が意図的に切り取った時代背景です。
1988年(昭和63年)ですね。
まさにバブル絶頂期。
翌年1989年4月に私は野村證券の子会社に
出向した時なのですね。
ただ世の中的には大改革が行われた年です。
お分かりですね。
1989年4月1日。
消費税が導入されたのです・・・。
その3年後の1992年私は野村證券を退職して
「税理士となって中小企業を育てよう!」
税理士を目指しました。
「これからは間接税の時代だ。
消費税を勉強しよう!」
本当に思いました。
しかしこの消費税が問題だったと
森永さんは指摘しています。
バブル崩壊後
「失われた30年」
をよく言われます。
この消費税が問題だった・・・。
この事実はにわかに信じがたく
何度も読み返した次第です・・・。
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