わが投資術 市場は誰に微笑むか その4
この本で一番読んでいただきたい図は
こちらですね。
清原氏の作ったファンドは「K1ファンド」
つまり「清原ファンド」というのですね。
1998年7月運用開始ですね。
奇しくも私の開業年ですね。
また私と「同期」が増えましたね。
その後の25年間の図ですね。
これをまじまじと眺めた上で、
この本をぜひ読んでください。
私はもう3度読み返していますが、
読むたびにまた新たな発見があります。
1998年に基準価格「100」でスタートした
K1ファンドです。
2023年に25年間の運用終了までに
基準価格「9100」ですね。
実に91倍にもなったファンドです。
でもこの結果を見ただけで、
「運用資産が91倍になった日本最大パフォーマンス
のファンド」
となるのでしょうか?
これが今「投資初心者」の方に、
それこそ
「NISAでも始めてみようか。」
と安易に考えている方にも
よく考えて欲しいのです。
25年間ずっと持ち続けた方は
どれくらいいたのか・・・。
よく見てください。
25年間で3度の暴落を経験しています。
特に最大なのは2008年のリーマンショック
ですね。
基準価格1875から516までに暴落です。
3割以下ですね。
何より残高に注目。
2700億円あった残高が300億円です。
つまり9分の1なのです。
機関投資家が皆解約したのです。
「投資のプロ」である機関投資がこぞって解約。
どういうことか分かりますか。
皆大損して終わっているのです。
これが相場の世界です。
結果だけ見たら誰でもが大儲けです。
「明日上がる株が分かっていれば
誰もが億万長者」
「そんなことはありえないよ・・」
そう清原氏は伝えたかったのでしょう。
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