実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話 その1
今はやりの長いタイトル。
でもこの題名につられてまたいつものように、amazonでぽちっ。
でも驚きました。なかなか参考になる本ですね。
わずか2000円足らずで、
これだけ中小企業の経営ノウハウが盗めるのですから
だから読書はやめられないのですね。
今回の主人公は鳥越淳司さん。
1973年生まれ。
1996年に早稲田大学商学部を卒業。
なんと私の後輩なのですね。
私が1984年卒ですから一回り下の後輩ですね。
卒業後雪印乳業に入社。
群馬県で営業をやっていた時に、同じく営業やっていた奥様と
知り合い結婚。
まさにその実家が題名の通り、
1951年設立の老舗のとうふ屋
「相模屋食料株式会社」
だったのですね。 こちら
そのまま2002年に入社。
2007年に社長に就任です。
つまり、29歳で明治乳業から転職して
そのまま33歳で社長に就任です。
ここまでで十分面白いですね。
奥様のお父様が二代目でした。
創業者は奥さんの祖母。
奥さんは三人娘の三女だったそうですが、ゆくゆくは奥さんが
三代目と目されていたのですね。
別に老舗企業に後継ぎとして「入り婿」でもないのですね。
どうしてこの会社を引き継いだのだろう?
そこに興味がありますね。
ただ雪印乳業と聞いてすぐ分かりましたね。
2000年に雪印の集団食中毒事件がありましたね。
これが転職するきっかけにきっとなったはずです。
しかし、この本読んでちょっと驚いたのは
「私は新入社員で相模屋に入って数年間、
朝の暗いうちから工場に入り浸って、
職人さんに習って自分でおとうふの
「寄せ」(豆乳をにがりで固めること)
をやってましたので・・・」
これ大事でしょうね。
次期社長候補がとうふ屋で
とうふ一つまともにできないのは致命的ですから。
だからこそ
「おとうふの作り方は分かりますし、
うまいまずいの目利きには自信が
あるのです・・・」
この奥様のお父様(現会長)の帝王学が素晴らしいのでしょう。
しかも重要なのは、その後自由に経営をやらせたこと。
33歳の新米社長に対して、2代目なら普通はあれこれ
口うるさく言うはずですからね。
社長になって6年目の2013年。
大ヒット商品を出します。
その名も「ザクとうふ」
これなぜ大ヒットしたか分かりますか?
「私の一回り下」と申し上げたのがキーワードですね。
機動戦士ガンダムの「ザク」なのですね。
機動戦士ガンダムは1979年から放映された
アニメです。
鳥越社長が1973年生まれなら小学生ですね。
きっと夢中になって見たはずでしょう。
すいません。当時はすでに大学生・・・。
機動戦士ガンダムのザクなんて知りません・・・。
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