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2024年1月24日 (水)

日本製鉄の転生 巨艦はいかに蘇ったか その2

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日本製鉄と言われてもまだピンとこない方のために、

この数字をお見せしましょう。

正直私も知らなかったことばかり。

  

いろいろありますね。

6製鉄所の面積を合計すると

東京ドーム1715個!これはすごいですね。

 

日本製鉄の製鉄所が消費するエネルーギー量は

なんと!日本全体の5%!!

 

これなんて絶対知らない数字ですね。

しかし、エネルギー量といわれると

今はやりの二酸化炭素排出量が気になってきますね。

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これも驚きの数字です。

 

鉄鋼業界は産業別CO2の排出量では

なんと!4割も占めるのですね。

どうしてかというと、

「鉄鋼を1トン生産するのに2トンのCO2を

排出してしまうから」

なのですね。

 

脱炭素という世界的な目標に対して

この鉄鋼業界は非常に重要なポジションであることも

お分かりになるでしょうか・・・。

 

 

こんな難局面で社長になった橋本氏ですが、

「2年以内のV字回復」

を目標に掲げ大胆な製鉄所のリストラを実行していきます。

 

でも何となく想像つきますが、

永年日本の基幹産業だった鉄鋼業界です。

私の世代以上なら旧帝大卒の優秀な方々ばかり。

 

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(半沢直樹より 東京中央銀行の取締役会)

 

すぐ半沢直樹を思い出しましたが、

取締役会も、「旧新日鉄系」、「旧住金系」・・・。

と頭数が多かったはずですね。

今の自民党ではないですが「派閥」ばかりだったのでしょう。

でもその派閥に対して敢然と戦います。

 

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「国内の高炉数を15基から10基に」

「粗鋼生産能力の2割削減」してでも

赤字の製鉄所を閉鎖させるのですね。

 

6製鉄所で休廃止を実行。

中でも広島県呉市の製鉄所の閉鎖により

1100人もの従業員が退職しています。

 

大胆なリストラを実行部隊を任されたのが

橋本氏より9歳も若く、常務になったばかりの

今井正氏。

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何だか半沢直樹で、頭取から直に指名を受けて

東京中央銀行を建て直す主人公のようですね。

 

 

今井正氏はすぐ副社長になり、驚きましたが

実はこの1月に次期社長に指名されています。

 

 

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