家族信託(能登半島地震に思う)
正月に起きた痛ましい能登半島地震に対して
被災された皆様に謹んでお見舞い申しあげます。
悲惨な映像を毎日見ていろいろ思うこと多いですね。
一階が押しつぶされている民家の多いこと・・。
「どうしてこんな目にあわなければならない・・・」
皆口々に言っています。
「何か手を打つ方策はなかったのだろうか・・・」
本当に思います。
輪島の朝市の大火災もひどい惨状でした。
あっという間に燃え広がったのでしょう。
ここで私なりの提案をしたいと思います。
もっと「家族信託を有効活用してほしい」
これですね。
行方不明の80代、90代の方々は本当に
築年数の経った古家にお住まいだったのだと
思います。
築50年でも60年でも確かに家は
使用可能です。
でも災害のことを考えればもう少し
より簡単な方法で建て替えるような
方策があったと思うのです。
そのためにも「家族信託」を提案したいのです。
私の例で恐縮ですが、
90代の所有する建物を60代の息子が
建て替えることは可能なのです。
行政側も家族信託による建て替えに対して
補助金など検討していただきたいと思うのです。
そのためにも、もっと法整備が必要なのでしょう。
「おふくろ、こんなボロ屋に住んでいたら
災害の時困るよ。オレが建て替えてやるよ。」
なぜそう言えなかったのでしょう。
ただここでもう一つ大事な問題があります。
私の例で言うと「借地」でした。
借地上の建物の建て替えは地主との交渉が
必要なのです。
いまだに「建替承諾料」という、
まさにこの令和の時代に「みかじめ料」みたいな
ヤクザな世界が存在しています。
そのため資金的な理由で建て替えられないというところも
多いのかなと思います。
輪島の朝市のような密集地もたぶん「借地」が
多くあったのかもしれません。
建て替えられない木造の密集地だからこそ
あっという間に燃え広がったのでしょう。
借地による建て替えに対しての
融資制度ももっと国を挙げて
取り組んでいただきたい・・・。
いろいろ思うことは多いです・・・。
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