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2024年1月26日 (金)

日本製鉄の転生 巨艦はいかに蘇ったか その4

書きたいことはたくさんあるのですが

そろそろまとめましょうか。

 

冒頭申し上げたように

「6兆円企業の話なんて参考にならない」

とは絶対思わないで欲しいのです。

 

本当につぶれてもおかしくなかった企業を

不死鳥のように蘇らせたのは事実ですから。

国内生産を見直し、大胆なリストラ。

その後海外の巨額MAで活路を見出したのです。

 

これもまた読んでいて驚いたのですが

社長就任して2年後にあのトヨタを特許権侵害だと

として訴えたのです。

その後その訴えは取り下げられたらしいのですが

最大の顧客さえも訴訟も辞さずという

不退転の決意がこの会社を変えたのでしょうね。

 

間違いなく今後橋本氏は「名経営者」として称賛されて

いくのでしょうね。

 

特にここはぜひ読んでいただきたいところ。

 

「社員の給与の総額をどれだけ増やせたのかが、

私にとっての経営のKPI(重要業績評価指数)です」

 

こう言い切る橋本社長は、実に素晴らしいですね。

事実、社長3年目に当たる22年3月期は

賞与が14年ぶりの高水準に。

 

しかしこのコロナ期の3年間でです。

 

「血のにじむ改革で利益をたたき出し、

ついてきてくれた社員たちに報いる」

 

2024年3月期で社長を退任することが

予定されてます。

2021年に経団連の副会長になっていますから

今後財界活動にも注力していくのでしょう。

 

個人的には財界活動を通じて、

旧態依然の派閥に依存して何もできない政治家を

叩き切っていただきたいくらいですね・・・。

 

一方で、コロナを理由に何もできない

「言い訳だけが超一流の」経営者の方々にも

こんな経営者がいることを知っていただき

ぜひ多くのことを学んでください・・・。

 

 (がんばれ!世界の橋本社長!シリーズ おしまい)

 

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