本能スイッチ その4
アナログ化型
「デジタル体験にあえてアナログな
手ごたえを取り戻す本能スイッチ」
これ見るとすぐ分かりますね。
スマートフォンで写真を撮るとき
カシャッという「シャッター音」。
もともと盗撮予防のためとも言われますが、
あえて「瞬間を切り取っている」という
撮影実感のために残しているのです。
電子書籍でよく本をよく読むようになりましたが
この「ぺらりアニメーション」も
なかなかいいですね。
これないと、ページを移動したときに、
パッと見て前に進んだか後ろに戻ったか
分からなくなりますからね。
セレモニー型
「過去に快感を覚えた儀式の手順を
そのまま活用した本能スイッチ」
デジタルカメラでもう一度説明しましょう。
「ファインダー」
がありますね。
スマホで撮影する感じで、液晶ディスプレーを見れば
分かるのに、あえてファインダーという機能を
残しているのですね。
ファインダーを覗くことで、
「撮影モードになる」というところが
いいみたいです。
ヨガ教室で必ず最後にする「ナマステ」。
本場感を演出するものですね。
以上5つの本能スイッチをご紹介してみました。
実際には、この組み合わせで販売促進をしている
ようです。
では具体的にアサヒビールの新商品で。
あえて黒い
パッケージ。
これがコンフォート型の本能スイッチ。
アルコール分0.5%というのに
「本格的なうまさ」
ということをアピールするため。
でもあえてビールっぽいデザイン。
これはセレモニー型。
アルコール分0.5%なのに
「強いのどごし」
これはミント型。
どうでしょう。
アサヒBEERY(ビアリー)でも
飲みながら実感してください。
博報堂の最先端の商品開発をしている方は
こんなこと考えているのですね・・・。
なかなか勉強になりました。
(がんばれ!博報堂シリーズ おしまい)
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