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2023年10月26日 (木)

頭のいい人が話す前に考えていること その3

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我々の世代はいわば「偏差値世代」ですね。

東大をピラミッドとする偏差値教育。

 

高校のランクを偏差値で測ったり・・・。

 

著者はこれを

「学校的知性」

と呼んでいます。

「学校の勉強ができれば頭がいい」

とされた「古き良き時代」・・・。

 

一方で「社会的知性」というのもあって、

数字やテストでは測れないもの。

 

これは大事でしょう。

「他者の思考を読み、信頼を得て

他社を動かす能力」

 

ここで思い出すのが、もう30年以上前に

私がやらされた

「野村證券でのリクルートOB面接」。

本社にいた時、OB面接に結構駆り出されたのですね。

数百人以上の学生と会ったでしょうか。

もちろん、私は出身である早稲田大の学生専門。

 

「頭の良さ」というのではなく、当時は

「自頭の良さ」というのが求められていたと

思っていました。

当時「社会的知性」といういい方しませんでしたが、

会って話すと、

「この学生は私のいわんとしている意図を

ちゃんと組んでいる・・・」

すぐに分ったものです。

 

当時は学校で、つまり「偏差値で」判断された時代でしたが

今は違うのでしょうね。

それを証拠に、あれから30数年、

「偏差値の高い人ばかり成功した」

とはまったく言えないからですね・・・。

 

ここは「なるほど!」と思いました。

 

ここでもっといいことも言っていました。

 

「頭の良さは他人が決める」

 

偏差値など数値で決めるのではないのですね。

 

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最後に今年話題になったフレーズ「アレ」。

この本は4月に出版されたので、阪神の岡田監督なんて

絶対知らないで書いたのでしょうね。

 

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「よくアレがアレで・・・。

と指示語で会話する人いますね。

特に私のような60台に急に増えるような・・。

 

他人の理解を考えずに、指示語で話し続けて

しまうのですね。

 

 

「論理的思考能力」としてはダメなのですね。

野球など趣味の世界では通用しても

ビジネスの世界では

「相手の立場を考えていない」

からこそご法度のようです。

 

岡田監督と同じ60台のオヤジとしては

海より深く反省します・・・。

 

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