本能スイッチ その1
猛暑が終われば「読書の秋」ですね。
まったく知らないことを学べる読書は
たまらなく楽しいですね。
博報堂の方が書いた本です。
博報堂ヒット習慣メーカーズ リーダー中川悠氏が
著者ですから。
中川氏は「クリエイティブ・ストラティスト」。
分かりやすく言うと、アイデアによって企業の商品を
習慣化させる支援を行っている方です。
まず冒頭で、個人的に頭を殴られます。
「正しいけどつまらないのは
よくない。
正しくても面白くなくちゃ。」
毎日のように取り上げている私の
「インボイスと消費税」
の本ですが、本日読売新聞の一面でも
広告掲載されました。
何度も書きますが、ありがたいことに売れているのです。
でも税金の本ですから、「正しくなければなりません。」
「でも面白くなかったのでは・・・」
実はコッソリ書きますが、そう思っているのです。
「分かりやすく」書くことを念頭に置いていますが、
簡略化して正しくない表現はできないのです。
出版社としては間違ったことを書かれることを
一番恐れるのです。
でもそうすると「面白くなくなります。」
でもこの表現でストーンと腑に落ちました。
「正しくなくても面白いのが最強だよね。」
本能脳(動物脳) 理性脳(人間能)
ここ理解するところが最初難しいですが、
人間の頭には「理性と本能」があります。
理性は「人間能」と、本能は「動物脳」と
呼ばれるものです。
動物脳(本能脳)は人間の脳(理性脳)で
覆いかぶされているのです。
ヒットメーカーの中川さんに言わせると、
「理性」を飛び越えて「本能」に響かせないと
ヒット商品は生まれないようです。
そのための演出を「本能スイッチ」と本書では言っています。
「本能スイッチとは人間の本能を刺激する、
一見無駄だけどついつい欲しくなってしまう演出のこと」
なんだそうです。
「へ~。」
という感じですね。
具体的な事例とともに実に分かりやすく
解説されています。
勉強させていただいた本です。
ご紹介していきましょう。
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