山の上のパン屋に人が集まるわけ その3
税理士として今までたくさんの起業開業をみてきて
どういうきっかけでその商売を始めたかは
大事ですね。
「やりたいこと」と「できること」が一致しなかった。
だからうまくいかなかった・・・。
平田さんはここでそう悟ったのですね。
「できることを掛け算しよう」
考え方を変えたのです。
平田さんの性格は
「際限のない没頭型タイプの人間」
と自ら称しています。
まさに、そうでしょうね。(すいません。)
Windows95が発売されたときにPCに
かなりのめり込んだほど。
また、「一介の主婦が25キロの粉を通販で購入して、
家族の食べる分量とか一切考えずに、
まるで修行僧のようにひたすらパンを焼く・・・。」
なかなか愛すべき人間ですね。
私もブログでパンを焼くことを何度かアップしましたが
パン食材で有名な富澤商店でたまに強力粉買います。
せいぜい1キロの小袋ですからね。
(写真はリスドォル。これでベーコンエピが得意)
25キロとはまさに業務用の量です。
ちょっと異常ですね・・・。
(写真は「春よ恋。この1キロをよく買う)
あと「できること」は、まさに
「プロのWebデザイナー」であること。
これらを考えた結果、
「パン屋をやろう」
ということになったのですね。
あとご存じだと思いますが、パン屋には調理師免許が
いらないのです。
ですから、意外にパンの開業というのが多いのですね。
パンを習った時に、新宿とか吉祥寺にパン屋の専門学校が
あることを知りましたが、そのまま開業する人も
多いのですね。
私の住む中野あたりは意外にパン屋さんが多いのですよ。
ですから激戦区で結構商売も難しい・・・。
そんな状況なのに、この本の題名通り
長野県東御市牧原という地名の
「山の上」
ここでもう突っ込みますが、
冒頭申し上げた通り、私も税理士として
数百人の起業開業相談をやってきたのです。
「山の上でパン屋を開きたいのですが・・・。」
その時平田さん33歳。一介の主婦です。
「止めなさいよ・・・失敗しますよ・・・」
そう正直に言ったかもしれませんね。(また、すいません。)
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