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2023年5月17日 (水)

山の上のパン屋に人が集まるわけ その3

税理士として今までたくさんの起業開業をみてきて

どういうきっかけでその商売を始めたかは

大事ですね。

 

「やりたいこと」と「できること」が一致しなかった。

だからうまくいかなかった・・・。

平田さんはここでそう悟ったのですね。

「できることを掛け算しよう」

考え方を変えたのです。

 

平田さんの性格は

「際限のない没頭型タイプの人間」

と自ら称しています。

まさに、そうでしょうね。(すいません。)

Windos95が発売されたときにPCに

かなりのめり込んだほど。

また、「一介の主婦が25キロの粉を通販で購入して、

家族の食べる分量とか一切考えずに、

まるで修行僧のようにひたすらパンを焼く・・・。」

 

なかなか愛すべき人間ですね。

 

20230518-082404

 

 

私もブログでパンを焼くことを何度かアップしましたが

パン食材で有名な富澤商店でたまに強力粉買います。

せいぜい1キロの小袋ですからね。

(写真はリスドォル。これでベーコンエピが得意)

25キロとはまさに業務用の量です。

20230518-082059

ちょっと異常ですね・・・。

(写真は「春よ恋。この1キロをよく買う)

 

あと「できること」は、まさに

「プロのWebデザイナー」であること。

 

これらを考えた結果、

「パン屋をやろう」

ということになったのですね。

あとご存じだと思いますが、パン屋には調理師免許が

いらないのです。

 

ですから、意外にパンの開業というのが多いのですね。

パンを習った時に、新宿とか吉祥寺にパン屋の専門学校が

あることを知りましたが、そのまま開業する人も

多いのですね。

私の住む中野あたりは意外にパン屋さんが多いのですよ。

ですから激戦区で結構商売も難しい・・・。

 

そんな状況なのに、この本の題名通り

長野県東御市牧原という地名の

「山の上」

 

ここでもう突っ込みますが、

冒頭申し上げた通り、私も税理士として

数百人の起業開業相談をやってきたのです。

 

「山の上でパン屋を開きたいのですが・・・。」

 

その時平田さん33歳。一介の主婦です。

 

「止めなさいよ・・・失敗しますよ・・・」

 

そう正直に言ったかもしれませんね。(また、すいません。)

 

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