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2023年5月18日 (木)

山の上のパン屋に人が集まるわけ その4

真面目に考えてしまいました。

14年前に、32歳の平田さんが

「山の上でパン屋を開きたいのですが・・・」

 

そんな開業相談を税理士として受けたら・・・。

 

「パン屋での修行の経験はおありですか?」

「パン屋にお勤めになったことありますか?」

 

まったくないのですね。

しかも、当時「山の上で成功したパン屋」は

この世には、絶対なかったでしょう。

 

 

でもご主人から

「このパン、売りなよ。おいしいよ。お店でもやったら?」

 

そう言われて始めてしまったのですね。

起業開業のお話としては、実に面白いエピソードですね。

 

考えたら「起業開業相談」というのは、

実にいい加減なものですね。

先入観だけで判断してしまう・・・。

 

私も30年前を思い出しました。

経理経験もまったくない元営業マンが

 

「脱サラして税理士をやりたい・・・」

 

周りは皆反対したのですね。

 

「経理の経験ないのだろ・・・」

「そんなの無理だよ。生活はどうするの・・・」

「簡単には受からないよ・・・」

 

ダメだしのオンパレードですね。

でもそこでめげるくらいなら起業開業なんて

無理なのですね。

 

ただ一点

ここは平田さんの考え

「やりたいことを探すのを辞めた」

とはちょっと異なりますね。

 

 

「自分のやりたいことをやりたいから」

脱サラして始めるのですね。

それで失敗してもいいではないですか。

 

「今できなくてもやれるように努力すればいい。

それを本当にやりたいのなら。自分の人生だから・・・。」

 

いまならそうアドバイスしますね。

 

でも、平田さんはパンを焼くのが好きだったのだろうし、

自分の焼いたパンを食べて「幸せになる笑顔」を

間違いなく見たかったのだろうと思います。

 

この本読んでまず思いますが、

「そんな簡単にパン屋ってできるんだ・・・。」

 

最初は金曜日と土曜日の移動販売。

月曜日からお菓子を仕込んで、パンは金、土で焼く。

すべて一人で・・・。

 

こういうこと書くと怒られるかもしれませんが

 

「料理好きの家庭の奥様が自分のパンを売り出した」

 

最初はそんな感じだったのです・・・。

それが今では年商3億円!

どうですか。開業相談の「無責任なアドバイザー」!?

の言うことなんか聞かずに、

思い切ってパン屋をやろうと思いませんか。

それが本当にやりたいのなら・・・。

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