« 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その6 | トップページ | 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その8 »

2023年4月13日 (木)

稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その7

野球ネタばかりなので、

もう少しサラリーマンに役に立つ箇所を。

 

稲盛さんが大田氏に

「大田、お前、部下をかばうのが、上司の役割だと

勘違いしていないか?」

 

こう叱責されたことがあるのですね。

これ読んでハッとしました。

私もサラリーマン生活はたった8年しかなかった

のですが、その中で尊敬していた上司が、

常々、

「部下の泥をかぶるのが上司の仕事」

よく言っていたからですね。

 

その上司は、最後に本当に部下の失敗の責任を取らされて

左遷させられてしまったのですね。

「実に、カッコイイ!」

そう思っていたのです。

残念ながらたくさんの部下を持つほど

偉くはならずに脱サラしてしまったので

それを実践はできなかったのですね。

 

「部下をかばうのが、理想の上司であり、

好かれる上司である。」

 

そう思う人も多いでしょうね。

「部下がミスをすれば、その責任はつまるところは

管理責任者の上司にあるわけですから、

部下のミスは上司のミスにほかならない。」

そうなりますからね。

 

でもそれは違うのだと稲盛さん。

 

「お前が部下をかばうから、部下が育たないんだ。

なぜ部下を厳しく注意しないんだ。」

 

稲盛さんはお見通しだったのですね。

「お前は人から嫌われたくないから、

部下を厳しく注意することもできないんだ」

 

図星だったと書かれています。

まさに「利己心」であったと。

 

「このミスはすべて私の責任です」

といったら、稲盛さんは

「いい上司になった」とほめてくれるかという利己心。

 

ミスした部下からは、

「大田さんは部下をかばってくれるいい上司だ」

とおもってくれるかもしれないという利己心。

 

「人から嫌われたくない人間では、部下を育てることも、

強い組織を作ることもできない」

 

ただ大事なところは、厳しく叱責するだけでもないのですね。

 

「何ごとも日々の人間関係が、大事なんだ」

「感謝の気持ちを持って話しているか、どうか」

「思いやりをもって話しているか、どうか」

 

ここは難しいところですね。人間関係に悩む上司は

300回くらい?読み返してください・・・。

« 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その6 | トップページ | 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その8 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その6 | トップページ | 稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その8 »