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2023年4月 3日 (月)

キーエンス解剖 最強企業のメカニズム その9

 「キーエンスは、どうしてこんなに儲かるのだろう?」

 

どんな経営者でも感じるところでしょう。

 

「ウチの会社はどうしてこんなに儲からないのだろう?」

 

逆にそんなボヤキも聞こえてきますね。

そこにキーエンスの秘密があるのですね。

 

20230402-135757

 

答えはキーエンスのHPから。こちら

 

「付加価値の創造」

 

これをキーエンスの経営方針に上げています。

付加価値の高いところこそが、「儲かりの秘密」

です。

 

もっと分かりやすい言葉で中田社長が言っています。

 

20230402-135900

 

「世の中にない価値を生み出すことに取り組み続け、

新商品の約70%が世界初、業界初の商品になっており、・・」

 

コレですね。

他社が真似をできない、つまり

「誰も取り組んだことのないもの」

を開発するからこそ、そのマーケットで圧倒的なシェアを

取れるのです。

当然競合相手がいないからこそ、圧倒的に儲かるのです。

 

こんな会社は他にはないのでしょう。

 

「ではどうやって開発しているのだろう?」

 

これはまさに「企業秘密」なのでしょう。

ただそれを知るヒントになることはいくつか

書かれていました。

 

営業担当者が必ず一人が一枚以上提出しなければならない

「ニーズカード」

 

現場担当者から顧客のニーズを聞き出すのですね。

つまり、

「世の中にあるものでは、まだこれができていないという」

というものを、「ニーズカード」に書き込むのです。

 

当然これは成績評価の対象になるそうですが、

「ニーズカード賞」で数十万円。

年に一回「ニーズカード大賞」もあるのだそうです。

いったいいくらもらえるのでしょうね。

 

さらに、もっとすごいことが書いてありました。

「ID制度」

と呼ばれるもの。

 

「ある事業部の営業担当者が別の事業部の担当者に

『この顧客にこの商品の需要がありますよ』

と紹介すると、成約した時に『金一封』が

もらえる仕組み」

 

これはすごいですね。

会社組織一丸となって新商品開発をしていることが

分かりますね。

 

でもここでも分かりますね。

「キーエンスにんじんシステム」

 

いろいろ調べていくと、

このコロナ後の中小企業の経営の在り方が

分かるかもしれませんね。

なかなかキーエンスについての書籍は少ないのですが

これは私自身のライフワークになりそうです。

 

それでも分からない方は、

この本を読むか、とりあえず、キーエンスのHPを

100回くらい読み返してください!?

なぜ日本で一番高い株価なのか分かると同時に

きっとこれを教えられるでしょう。

 

「付加価値がないから儲からないのさ・・・」

 

 

(がんばれ!付加価値創造企業!!おしまい)

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