稲盛和夫 明日からすぐ役立つ15の言葉 その4
「過去を否定しては、ダメなんだ。
それでは誰もついてこない」
この言葉はまさにリーダー論なのでしょうね。
ビジネスでは
「新しい職場で、新任のリーダーは、組織を
より良くしようとするあまり、ついつい過去の
問題点を列挙してしまうものだ。
ただ、それでは前任者の過去を否定しまうことになる。
他人の過去は否定してはならないんだ。
そんなことをしていては、新しい職場の人は
誰もついてこない」
この言葉を噛みしめた方がいるのですね。
冒頭で申し上げた栗山監督ですね。
WBCの全5回の成績ですね。
第1回と第2回の優勝はまず当然でしょうね。
出場国数は16か国しなないし、最強国のアメリカが
本気で選手を送り込んでいませんからね。
でも今回のWBCの戦前から繰り返しでていた映像。
第2回の韓国との優勝決定戦。
ダルビッシュが
「キレキレのスライダー」で
三振で優勝でしたね。
その前のイチロー選手の決勝タイムリーヒットは
誰でも覚えているシーンです。
第3回と第4回はベスト4どまりでしたね。
監督は小久保監督と稲葉監督。
この本を熟読したという栗山監督は、
「なぜベスト4までだったかの?」
などという「犯人捜し」は絶対にやらなかったでしょうね。
「それでは前任者(小久保監督と稲葉監督)の過去を
否定しまうことになる。
他人の過去は否定してはならないんだ。
そんなことをしていては、新しいWBCの選手は
誰もついてこない」
でも逆に第2回で大活躍したダルビッシュを
あえてキャプテンにはしなかった・・。
理由はもう分かりますね。
前回学びましたね。
「優勝したのは自分の努力の結果だと驕りが出てしまう」
「いつの間にか、謙虚さを失い、感謝の気持ちをなくし、
自分の能力を過信し、努力もしなくなる」
これこそリーダー論。
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