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2023年2月 7日 (火)

男性中心企業の終焉 その2

20230207-094409

 

ジェンダーギャップの後進国を決定づけたのが

この有名なお話ですね。

もう今から2年前にもなりますが、

これからオリンピック・パラリンピックをやって

まさに世界に日本をアピールしようとしたとき・・・。

 

女性蔑視発言=「森さんの失言」

 

当時東京五輪、パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が

日本オリンピック委員会(JOC)が

女性理事を増やしていく方針を掲げていることに関し、

「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」

と発言、辞任に追いやられましたね。

 

これが話題になるくらい、ジェンダーギャップの後進国に

なってしまったのですね。

 

この本を読んで結構考えさせられました。

日本のジェンダー格差が一向に改善しなかったのは

何故なんだろう?

考えるにあたって、均等法施行後の30年を3つの

時代に分けるんだそうです。

第一期 1986年から1999年

第二期 2000年から2009年

第三期 2010年以降

 

まず第一期。この時代は私も現役サラリーマンだったので、

よく分かりますね。

まさに暗黒の時代ですね。

わたしの年代以上は

 

「男は仕事、女は家庭」

「男子厨房に入るべからず」

子供のころから刷り込まれて育った世代。

 

1984年入社してその後均等法が施行されても、

これをどう扱ってよいか分からない、

またその意味も分かろうとしない

上司ばかりでしたから。

 

均等法が施行された1986年。

まさにその年私は結婚し、付き合っていた彼女は会社を辞めました。

いわゆる「寿退社」ですね。

当時は結婚後も仕事を続けるという選択肢はまったくなかった

のですね。

私の女性の同級生で結婚後も仕事を続けたのは

教職に就いた方くらいだったような・・・。

私のような「転勤族」に嫁ぐということは

当然ですが「仕事を辞める」というほかなかったのですから。

雰囲気的に会社もそれを奨励していたと思います。

 

今だから言いますが、新婚旅行から帰ってすぐ、悪い上司から、

「最初が肝心だ!」

連日飲み会や麻雀・・・。

「サラリーマンと結婚することはこういうこと」

と教えなさいということか・・・。

 

転勤族と結婚することの意味が分からないと

不幸になるさえ諭された・・・。

 

とにかく、当時私の周りでは均等法を理解しようとする上司は

皆無でした・・・。

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