男性中心企業の終焉 その7
このように、役員会に「わきまえている」女性ばかりを出席させて
体裁を整えている企業や組織が増えていると指摘しています。
これを、浜田氏は「ジェンダーウォッシュ企業」と
読んでいるのです。
この本でこの「ジェンダーウォッシュ」というフレーズも
学びました。
真の男女平等を目指していない組織、企業ということなのですね。
因みに「SDGsウォッシュ」という言葉もあるそうです。
実態が伴わないのにSDGsに取り組んでいるようにみせかける
ことを指すのですね。
こういう「ウォッシュ企業」ばかりの日本に
なってしまったのですね・・・。
「ジェンダーウォッシュ」に関して言えば、
「日本で『男女平等』って言いたくないから
『ダイバーシティ』って言葉に置き換えて
ごまかしているのではないかとしばしば思います」
多様性(ダイバーシティ)とは耳障りは良いのですけど
男女平等とはまったく意味合いが違うと思いませんか。
もちろん、「性別」や「国籍」を問わないことだとは
思いますけど、国際化は大企業のお話ですよね。
こと中小企業に関して言えば、
多様性=男女平等
だと私は思いますけど・・・。
多様性を受け入れない組織は、同質性の高い組織
ですね。
私がかつていた野村證券は当時業界ナンバーワンでした。
「金太郎あめ」
と言われた軍団でした・・・。
バブル期にはそれが強力な組織となり、野村證券を
急成長させました。
でも今は違うのですね。
「同質性の高い組織では」
もっとハッキリ言えば
「男性中心の組織では」
成長が止まるとまで指摘されています。
つまり、イノベーションには異なる価値観の
掛け合わせが必要だから・・・。
少子高齢化でモノが売れなくなっていくのです。
共稼ぎが増え、女性の発言権と経済力が増し、
女性は大事なマーケットになってくるのは間違いないのです・・・。
多様性を取り入れない企業は
今後間違いなく成長しなくなるのでしょう。
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