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2023年2月16日 (木)

男性中心企業の終焉 その8

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「多様性」を取り入れないと

少子高齢化でモノが売れなくなっていく・・・。

これはそうなのでしょう。

 

 「共稼ぎが増え、女性の発言権と経済力が増し、

女性は大事なマーケットになってくる」

 

この本から私の感じることですが、TBSの番組で

「ジャッジ」という人気番組がありますね。

この番組から「多様性」を納得いただけるのではないでしょうか。 

 

例えば、

「セブイレブンと超一流スイーツ職人」

など必ず「正月特番」でやっています。

あれ見て何を感じますか?

 

「セブンイレブンの商品開発はこんな若い子が

やっているのか・・・」

 

妙に感動しませんか。

コンビニエンス・ストアでは女性は大事なお客様

なのでしょう。

女性目線でモノを作らないと売れないといこうことなのです。

 

毎回、「自分の開発した商品」にダメ出ししていると

本当に泣いているのですね。

 

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これに対して一流職人は実にテキビシイ。

 

でもこれを見た女性は

「同性の若い開発者が私たちのために作ってくれたのだ。

ぜひ買ってあげよう。」

 

そう思うかもしれないのですね。

この番組で「一流」とされる人は

皆必ず男性ばかりなのですね。

 

番組の構成上、確かに脚色されているかもしれませんが、

開発者の女性の涙は、絶対演技ではないと

テレビ越しでも分かるのですね・・・。

多様性(ダイバーシティ)の端的に示す例だと

思うのです。

 

 

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多様性(ダイバーシティ)の失敗した例として

吉野家をこの本では取り上げていますね。

 

現職の常務さんが、

「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を

無垢、生娘のうちに牛丼中毒」

と言ってしまったのですね。

この「生娘をしゃぶ漬け戦略」は徹底的に

叩かれました・・・。

 

吉野家の常務解任の決断は早かったのですが、

でもそれで一件落着とすした点に、

浜田氏は強烈に糾弾していますね。

 

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彼女の批判する吉野家のHPです。こちら

女性が活躍する企業であると大々的にうたっています。

 

これこそが「うすっぺらな」女性活躍企業。

人材採用のため「だけに」表面的に

D&I(ダイバーシテイ&インクルージョン)を

推進している企業。

つまり、「ジェンダー・ウォッシュ」そのものであると。

 

今後この「多様性」を間違った解釈すると

企業にとって決定的なダメージを受けることに

なるという実に怖い事例でした・・・。

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