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2023年2月 9日 (木)

男性中心企業の終焉 その4

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「マミートラック」

 

この言葉を申し訳ないですが、

この本で知りました。

そこで本当に考えさせられました。

これを考えることが、私のような?

「昭和の宇宙人」には必要ですね・・・。

 

2010年以降の「両立支援制度」により

確かに女性は出産後も働き続けやすくなったのです。

でもこの「マミートラック問題」が勃発したのです。

 

根本的な問題として、

私は「男は仕事、女は家庭」と子供のころから

言われ育った年代です。

まず、昭和の世代のこの価値観を拭い去らなければ

「マミートラック」は解決できないのですね・・・

 

「マミートラック」問題を私なりに調べました。

反対の意味を紹介すると分かりやすいですね。

 

「ファストトラック」

ずばり「出世コース」の意味です。

「トラック」とは「競技用のトラック」。

古き昭和の時代は「男は仕事」の思想。

出世競争をいかに勝ち残るか男の戦いでした。

これで分かるでしょうか。

 

つまり、女性が家事や育児をしながら、競技場のトラックを

ぐるぐる回っているイメージですね。

出世競争とは無縁の仕事ばかり・・・。

これではやる気が出ませんよね。

 

「仕事の難易度や責任の度合いが低く、キャリアも展望もない」

 

何より、家事も育児もやりながら、さらに仕事をオンされ

女性だけの負担だけが増している・・・。

 

「昭和の宇宙人」たちの間違った解釈だったのです。

 

ここはハッキリ書いてありました。

つまり、「両立支援制度」を充実させることで、

「性別役割分業」をより固定化させることにも

繋がったというのです。

 

ここは考えさせられました。

どういうことか、分かりますか?

 

この両立支援制度の利用者を女性と限定することで

男性は働き方を変えずに済んだからです。

女性が育休や短時間勤務を取得すると同時に

「キャリアを捨てる」ことを夫婦間で

解決してしまう人たちが増えたのです。

 

「男は仕事、女は家庭」

という古き固定観念と共に

「3歳児神話」

というのもあるのですね。

 

「子供が小さいうちは母親の手で育てるべき」

という価値観がいまだにあるというのです。

 

これをまことしやかに言う人も多かったのを

私も知っています。

 

「昭和の宇宙人」たちは政治家にも多くいたのですね。

2012年に安倍政権が唱えた

「女性輝け政策」

 

「労働力として期待していながら、昭和的『よき母』

としての務めを果たせ」

 

やはりそう考えていたからです。

結局「マミートラック」問題は根本的には

解決されていないのです。

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