男性中心企業の終焉 その9
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、
熱くなりすぎたのでそろそろまとめましょう。
なかなか勉強になった本でした。
浜田さんは私と年齢は5歳違いでしたね。
均等法施行後に朝日新聞に入社され、
均等法をまったく理解しない「昭和の宇宙人」と
戦ってきたのですね。
朝日新聞初のアエラ女性編集長になるには、
ご両親をわざわざ郷里の山口県から呼び寄せるしか
なかったそうです。
そういう意味では、ジェンダー格差と最前線で戦ったきた方
なのです。
コロナ後でまたこのジェンダー平等の意味合いが
変わってきたと指摘されています。
誰も言っていませんが、いよいよ本格的に導入すべき
第四期になっていると思います。
ただ「昭和の宇宙人」がまだまだゾンビのように
生息しているのです・・・。
やはりこの人種を駆逐しない限りは
「アンコンシャ・スバイアス」(無意識の偏見)は
なかなかなくならないのでしょうね。
最後に私自身の「アンコンシャス・バイアス」を書きます。
小さいころから「男は仕事。女は家庭。」
と教えられて育った世代。
でも時代背景そのものだったのですね。
私の小学生の頃は「巨人の星」がヒーローでした。
「試練の道を~♪ 行くが~♪ 男のド根性~♪」
小さいころから、
「男だろ!」
と叱咤激励されて育ってきました。
「か弱き女性を守るのが男」
刷り込まれたのですね。
当時は歌謡曲全盛時代。
「男の歌」はいくらでもありました。
小学生の頃は水前寺清子が好きでした。
ぼろは~♪ 着てても~♪ 心は錦~♪
若いときゃ~♪ 二度ない~♪
どんとやれ~♪ 男なら~♪
前千葉県知事の森田健作主演の「おれは男だ!」
も夢中で見ましたね。
「ウーマンリブ」打倒!というのが主題でした・・・。
「ウーマンリブ」という言葉自体も、
そのうち誰も言わなくなりましたが・・・。
高校生になってバスケットボールに熱中したときも
辛い練習の時に
「男だろ!」
何度コーチに叱られ、しごかれたか・・・。
「アンコンシャス・バイアス」を取り除くのは
この宇宙人たちを皆
ナイアガラの滝にでも打たれるか
東京スカイツリーからバンジージャンプでもしない限り、
簡単には直らないのではとさえ思いました・・・。
ただ「ジェンダー格差」がなくならない限り
日本は成長しないのです。
それはよく分かりました。
浜田様ありがとうございました。
(がんばれ!均等法世代シリーズ おしまい)
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