男性中心企業の終焉 その1
なかなかショッキングなタイトルですね。
もうここまでハッキリ言われる世の中になったのでしょうか。
我々世代以上の方々「特に頭の凝り固まった昭和の男性」
にとっては、この本の内容をしっかり理解していただく必要が
きっとあるのでしょう。
著者は浜田敬子さん。
聞いてすぐ分かりました。
私が日曜日に毎週見ている「サンデーモーニング」
のコメンテーターですね。
元AERA編集長の肩書で有名。
なかなかジャーナリストらしく、小気味よくズバズバ指摘して
好感の持てる方です。
写真でお分かりの通り、なかなかおきれいな方です。
簡単に略歴をご紹介すると
1989年 上智大学卒業、朝日新聞に入社。
1989年(平成元年)、あのバブル真っ最中に
入社なのですね。
私が1984年(昭和59年)卒ですから、
私の5つ下ですね。
ここ時代背景として重要なのですが、
1985年(昭和60年)に男女雇用機会均等法が制定。(施行は翌年)
つまり、私の世代ではギリギリのところで、
女性の「総合職」と「一般職」のいわゆる「差別」があったのです。
でも浜田さんは5年後ですからね。
「差別のない」バリバリの新聞社の記者としてスタート。
その後10年後の1999年にAERA編集部に。
2014年~2016年にはAERA編集長。
その後退社されフリーのジャーナリストとして活躍されています。
近年、SDGsの目標に掲げられているように、
「女性活躍や多様性」の議論がされていますね。
でも日本はまだまだ最低ランクなのですね。
2022年7月に発表された日本のジェンダーギャップ指数
の順位は、146か国中116位!
2019年に121位に急落してから低迷しているのだそうです。
浜田さんもAERA時代からこのジェンダーギャップを
永年取材してきたのです。
申し訳ないですが、ご自分自身も感じてきたのでしょうか。
まだ「寿退社」という言葉が当たり前で、結婚や出産が即退職を
意味していた時代に辞めていった同世代。
就職氷河期で女性の採用が一気に絞られ、
100社回って1社も内定をもらえなかった女子学生。
長時間労働の職場で働く夫の働き方を変えることができず、
ワンオペ育児に疲れ果てていく女性。
どれほど成果を出しても後輩男性に先を越されていく女性。
夫の転勤で退職し、再就職をしようにも正社員として
就職先がなかった女性・・・。
たくさんの男性中心企業の被害者女性を見てきたからこそ
分かる真実がここにあります・・・。
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