未来の年表 業界大変化 その7
ステップ4 無形資産投資でブランド力を高める
ここは難しいところですね。
でもご紹介した「厚利少売」を実現するための
ビジネスモデルへの転換には、絶対重要な
ところなのです。
この「厚利少売」のために、高く価格設定するには、
当然ブランド力が必要になるというところは
まずお分かりになりますね。
「ブランド力なんてウチにはないよ・・・」
弱気な中小企業経営者もいるかもしれませんね。
ここでいう、無形資産(知的資産)はブランド、人材や技術、
ノウハウ、研究開発など目に見えない資産を指し、
もっと広くとらえるなら、特許権、商標権などの知的財産権
だけでなく、データ、顧客ネットワーク、信頼力、
サプライチェーンなども含まれるようです。
それでも分からなければ、
「企業はあまり難しく考えず、まずは自らの組織を再点検し、
自社はどのような知的財産が競争力や差別化の源泉と
なりうるのかを明確にすることから始めればいい」
そうです。
ただここは、たやすくはできないでしょうね。
ハッキリ書きますが「経営力」ということになるのでしょうね.
キビシイ指摘です。
「これからの企業経営者は、企業価値を創造するために
どういった経営をすべきかという『企業価値創造』の視点が
求められる」
ステップ5 1人あたりの労働生産性を向上させる
経営学的にはしごく当たり前のことですね。
1万人程度の大企業ならば無駄な会議を省くだけで、
年間十数億円の人件費が浮くそうです。
これはそうでしょうね。
長時間に及ぶ会議や全員集まっての朝礼といった
労働習慣も真っ先にやめた方がいい・・・。
なかなか耳の痛い経営者もいるのではないでしょうか。
月曜日朝9時に某N生命に電話すると
「今朝礼中で・・・」
と必ず言われますからね・・・。
DXの普及は一人当たりの生産性を向上させるには
大きなチャンスのようです。
DXは企業の縦組織を崩壊するにはもってこい・・・。
DXは本来データを活用した新たな価値の創造を
期待されていたのですが。戦略的に縮むことを求められている
日本企業にとっては使わない手はないということです。
ステップ6 全従業員のスキルアップを図る
これは「1人あたりの労働生産性を向上させる」ためにも
必要不可欠なことだと理解できるでしょうね。
ステップ 7 年功序列の人事制度をやめる
昭和の時代は「年功序列」・「終身雇用」が当たり前でしたね。
でもいまだに、日本では家族的な組織的文化を
大切に守っている企業は多いのです。
定年延長になった今でも
60代前半の従業員のポストをそのままにしたり、
再雇用者の賃金を大幅に抑制することを憚ったり
する雰囲気もあるそうです。
そうなると20代や30代の若い従業員の
閉そく感も生まれますからね。
生産性向上が望めないどころか、転職希望者が増えて
組織としては最悪の事態になるのでしょう・・・。
いろいろ書きたいことはいっぱいあるのですが、
これ以上はやめておきます。
考えれば考えるほど暗くなりますからですね・・・。
企業経営者は今以上の努力をしないと
少子高齢化の世の中で生き残れないのかもしれませんね・・・。
でも何度も書きますが、首を穴に突っ込んだままでは
ダメです。
前を向いて未来に向かっていきましょう。
日本の明るい未来のために・・・。
(やめよう!らくだの平和シリーズ おしまい)
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