インボイス、フリーランス軽減策!
11月20日の日経新聞の電子版に出た情報ですね。
今日の朝日新聞にも出ていました。
情報を小出しにしているようですが、
税制調査会で議論されているようですね。
ブログで私も取り上げていますが、
インボイスへの反対意見への対応策でしょう。
300万円以下の売上がほとんどと言われる
声優業界から反対の声が上がっていることも聞きました。
また漫画家の方々にとっては死活問題でもあるようですね。
インボイス制度が導入されると、
今まで「免税事業者」であった方々にも
納税義務が生じるからですね。
まだ決まったわけでないのでうかつなことは
書けませんが、
「2割に免除します」
という制度ということなのでしょう。
新聞の記事通りに解説すると
「新たに生じる税負担を軽減し、納税額を売上税額の2割に抑える。
売上高500万円の場合、全商品が税率10%なら納税額は
売上税額50万円の2割の10万円になる。」
50万円納めなければいけない方が10万円になると
いうことなのですね。
でもここで「簡易課税制度」を選択する場合は
50万円をそもそも納めなくていいのでしたね。
サービス業では50%控除できますので
25万円ですむのでしたね。
声優さんや漫画家さんが
「25万円は厳しいでしょうけど10万円は払ってください」
ということなのでしょう。
「2023年10月から3年間の措置で円滑な制度導入をめざす。」
ということなのですが、
これはどういうことなのでしょう。
「3年後はやはり簡易課税を導入して
25万円は払ってください」
となりますね。(たぶん)
「3年間は税金をオマケしますので
ぜひインボイスの登録をお願いします」
というのが本音のところなのでしょうか。
12月中旬の税制改正大綱にこれが
どう盛り込まれるかでしょうね。
いろいろ疑問に思うことはおおいですね。
「すでに課税事業者の届出を出してしまった方は?」
「すでに簡易課税の届出を出してしまった方は?」
それもありますし、税理士としては
「簡易課税と有利不利選択が必要なのか?」
これは専門的なお話ですが、
さらには
「赤字の場合は還付が受けられるのか?」
とか
「簡易課税の特例みたいな制度なのか?」
いろいろ思います。
そうなると、税制改正が固まるまでは
インボイス関係の届出は様子見た方がいいのか・・・。
とにかく、また研究ネタが増えましたね・・・。
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