インボイスで免税事業者はどうなる? その9
インボイスの解決策はコレだ!
見つけました。
私の現在の愛読書「正直不動産」からの最新刊の15巻ですね。
その中に描かれていた
「三方一両損」
まさにコレなのですね。
・・・?
まあ分からないでしょう。
これは有名な落語のお話なのです。
世に言う「大岡さばき」の典型的な例として挙げられています。
ではまず古典落語に沿って
「インボイス落語」?
お話は江戸時代。
江戸に住む職人は
「宵越しの銭は持たねえ」
を信条に生きていました。
というのも、腕のある職人は、働けばその日から稼げた時代だったから。
蓄えというものがなくても、みなで助け合ってなんとなく
生きていけたからです。
だからお金にこだわるのは恥という感覚が
厳然としてあったのですね。
左官屋の金太郎が、三両入った財布を拾いました。
持ち主は大工の吉五郎らしい。ところが、
吉五郎は
「いったん俺の懐から出た金は俺のものではないから
受け取れない」
金太郎は、
「拾ったお金を自分のものになんてできない」
と意地の張り合いの末、大喧嘩に発展。
結局奉行に解決してもらうことになります。
名奉行と噂の大岡越前は、
三両に一両足して四両にし、吉五郎に二両、金太郎に二両渡します。
本来なら届けてもらったのをそのまま受け取れば三両になるところ
一両損した吉五郎。
拾った財布をそのまま自分のものにしていれば
三両が懐に入っていたはずの金太郎はそれぞれ一両の損。
両者がいらないという三両をそのまま受けとらずに
一両足した奉行も一両の損。
これこそ
「三方一両損」!!
分かりました?
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