« 帳簿付けたら「事業所得」 その2 | トップページ | 東京レガシーハーフマラソン その1 »

2022年10月14日 (金)

帳簿付けたら「事業所得」 その3

この「改正の背景」が大事なのですね。

 20221014-083943

 

こう書いてあったのですが、後半の

「副業にかかる所得について適正申告」

というまさに「副業節税」に網を掛けようとしたところ、

前半の

「シェアリングエコノミー等の新分野の経済活動」

を推進している政府の方針と、相反するようなので

文句が出たのでしょうね。

まあこれは私の個人的な意見です。

 

でもいろいろと勉強になりますね。

日本の政府はこういう方針で動いているのか。

そういう背景から税制も動かそうとしているのかと。

 

20221014-084522

 

そもそも「シェアリングエコノミー」って分かりますか?

いろいろ調べたのですが、

平成30年くらいから政府が言い出してきているようです。

その割には、あまり浸透していないですね・・・。(すいません。)

 

20221014-090502

 

デジタル庁作成の資料からです。

 

定義としては

「シェアリングエコノミーとは、個人・組織・団体等が保有する何らかの

有形・無形の資源(モノ・場所・技能・資金など)を

売買、貸し出し、利用者と共有(シェア)する経済モデル

のことをいうのです。

 

分かりますか?

 

20221014-090532

 

5つの分類です。

 

空間、移動、スキル、お金、モノ

 

20221014-090558

 

具体的なサービスを思い浮かべると分かりますね。

空間だったら「民泊」

モノだったら「メルカリ」

 

20221014-090658

 

デジタル庁の資料からでは

2021年は2兆4198億円!

2030年度には14兆円!!と試算しているのです。

 

こんな背景があるからですね。

慌てて国税庁は通達改正して、「網を掛けようとしたところ」

 

「日本経済を復活させるのはシェアリングエコノミーだ!」

 

とお叱りを受けたのです・・・。

« 帳簿付けたら「事業所得」 その2 | トップページ | 東京レガシーハーフマラソン その1 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 帳簿付けたら「事業所得」 その2 | トップページ | 東京レガシーハーフマラソン その1 »