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2022年10月 6日 (木)

インボイスで免税事業者はどうなる? その11

インボイス解決策分かりましたね。

「三方一両損」

 

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ではここで

「大岡工業の越前社長」にご登場いただきましょう。

 

「免税事業者」の方も必要ですから

左官屋の金太郎さん、大工の吉五郎さんも再度登場。

 

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この方々は大岡工業の永年の下請職人でした。

腕は一流なので、月の支払が50万円~60万円。

ただ、とても今後も1000万円を超えて課税事業者になるとは

思えません。

またどうみても性格的に帳簿なんか真面目に

つけていそうもありません。

 

 

越前社長からのお願い。

 

知っていると思うけど来年からインボイス制度が始まる。

そうすると金さんも吉さんも、税金が出てしまう。

こちらで計算したのだけど税金も20万円か30万円になる。

それはあまりに忍びない。

 

ここから大事なお話。

 

「そこで相談なのだが、今まで通り免税事業者のままでいいから、

来年から10%の消費税分を9%にさせて欲しい。」

 

そうお願するのですね。

正直に話すのです。

 

「難しいことは言わないけど、今までウチは消費税10%引けていたのが

8%しか引けなくなる。それで、ウチの顧問税理士からは8%にお願いしたらと

言われている。

だから本来なら8%にしてほしいところだけど、

ここは一つ『三方一両損』ということで、9%にしてほしい。」

 

ここは、さらに腹を割って話してほしいのですね。

 

「本当は課税事業者といって消費税を納めてほしいの

だけど、お二人に税金がでてしまう。

ただ10%納めるのではなく『簡易課税』というのを

選択すると4%で済むらしい。

でもそれでも今までの請求額の6%にしかならない。

しかも、帳簿もきちんとしなければいけないし、

税金も計算しなければならない。

たぶんあんたらにはできないだろう。

もし自分でできないと『火事場泥棒のボッタクリの税理士』から

法外な報酬をさらに請求される。

それでは本当に申し訳ない。」

(すいません。勝手な業界批判です)

 

「大手の企業は課税事業者にならないと取引しないって

ところあるらしいけど、ウチはそんな薄情なことはしない。

金さんや吉さんが永年働いてくれたからこそ今のウチが

ある。そこは本当に感謝しているんだ。

今はウチも確かに厳しい。

でも会社も生き延びなければならないんだ。

でもそこは分かってほしい。」

 

 

もう切々と誠心誠意お願いするしかないですね。

もちろん「社長の本心の言葉で」です。

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