« 心 その1 | トップページ | 心 その3 »

2022年9月 7日 (水)

心 その2

20220907-084209

 

京セラのHPからの広報です。

稲盛さんは、8月24日に老衰のために亡くなったそうです。

 

京セラの元幹部の方の証言。

 

「自宅で老衰でした。身体的に悪いところはなかったのですが、

夏になって弱って食事ができなくなり、眠るように亡くなったようです」

 

「眠るように亡くなった」

これが実に稲盛さんらしいですね。

どこも痛いところもなかったのでしょう。

もちろん「病院で苦しんで」では絶対なく・・・。

 

この稲盛さんの「生き方」そのものですね。

「誰かを憎んだり恨んで」ということも絶対なかったのでしょう。

 

この「心」を何度も読み返してください。

 

「喜んで感謝すれば、悪しき『業』も消えていく」

 

そんな素晴らしい「極楽浄土」へ誘ってくれることでしょう。

 

「謙虚さは、よい人生を歩むためのお守りになる」

 

ここも何度も読み返してしまいました。

 

「京セラを創業し、経営が軌道に乗り、そこそこの利益を

上げるようになったころ、私はふと、『これだけの収益が上がっているのに

わたしの年棒がこれしかないのはおかしいのではないか?』

と思ったことがありました。」

 

これは中小企業の顧問税理士としてよくあるご相談ですね。

 

「先生!会社が儲かってきたので給料上げていい?」

 

よくある相談ですね。何百回、何千回と聞かれたでしょう。

 

皆この時の稲盛さんのようにこう思うからです。

 

「私の才能によってつくった会社で、利益も私の才覚によって

出している。だからいまの数倍の年棒をもらっても

バチはあたらない・・・」

 

でもここで稲盛さんは気が付くのです。

 

「すぐに傲慢になりつつある自分に気づき、激しく戒めたのです。」

 

どうでしょうか。

ここが、並の中小企業経営者と、世界の稲盛さんの違いです。

 

「自分がもつ才能や能力は、けっして自分の所有物ではなく、

それはたまたま自分に与えられたものにすぎない。

私がやっている役割を他の誰かが演じても、

何ら不思議はないし、私の能力や才能も、私のものでも

なくてもいっこうにかまわない。

だからこそ、それを自分のためだけに使うのではなく、

世のため人のために使うようにしよう。」

  

どうでしょうか。

こう思える経営者は少ないのかもしれません。

またこういう指導する顧問税理士も「皆無かも?」

しれません・・・(すいません)

 

でもこういう「心の持ちよう」さえあれば

 

「心から驕りや高ぶりが消え、感謝の思いや謙虚さというもので

満たされるようになります」

 

どうでしょうか・・・。

« 心 その1 | トップページ | 心 その3 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 心 その1 | トップページ | 心 その3 »