NHK「二十四の瞳」
本日は終戦記念日ですね。
ウクライナ情勢がいまだ収まらない昨今。
やはり「平和の意味」を今こそ問いたださなければならないですね。
NHKの特番のドラマを録画しておいたので
じっくり見ました。
名作「二十四の瞳」はもちろん小学生の頃読みました。
あの頃は、
「小豆島の分教場での先生と生徒との心温まる物語」
ということで、やはり小学生目線で読んでいたのですね。
特に、怪我をした大石先生を見舞いに2里も離れた
先生の自宅に歩いて訪れるシーンに
結構感動した覚えがあります。
もう読み終わってから、もう50年も前のことなのですが
「こんな物語だったのか!」
妙に驚いてしまいました。
言うまでもなく戦争の悲惨さを描いた「反戦」がテーマなのですね。
当時小学生の私にとっては、「反戦」という二文字は頭には
なかったでしょう。
戦後20年は経った頃だと思いますが、
あの頃もまだまだ戦争の名残はあったでしょう。
「のらくろ上等兵」という漫画を読んだことあるし、
「軍人将棋」という遊びもよくしました。
池袋の駅まで、ハーモニカを吹いている傷痍軍人を見かけたことが
ありますから・・・。
「反戦思想」に対して、当時は「アカ」として激しく弾圧されたのですね。
「草の実」
という反戦の文集が焼かれるシーンがでてきます。
学校教育に関し今更ながら問題視する人もいるらしいです。
つまり、学校の先生自体が厳しく取り締まりの対象になった
事実があるというのです。
それでも大石先生は、子供たちに
「命を大事にしなければならない」
と教えるのですね。
さらに、忠君愛国の思想を教える学校に反発して教師を
やめてしまうのです。
戦後、戦争で亡くなった教え子たちの墓参シーンには
胸が熱くなりますね・・・。
大石先生自身もご主人を戦争で亡くし、
娘を栄養失調で無くすのです・・・。
職場に復帰する大石先生が、いつも間にか
「泣きみそ先生」
になってしまうのですね。
こうなると涙腺崩壊です・・・。
私も50年前の小学生とはまったく違います。
違う感情がいろいろ混ざり合いますから。
自宅には子供たちが読んだ子供用の「二十四の瞳」が
まだあります。
50年ぶりに原作を読みなおそうと思っております。
今こそ平和であることの意味を噛みしめるために・・・。
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