92歳総務課長の教え その5
それと玉置さん実に勉強家です。
「生涯学習」という言い方されていますが、
まさに自発的に一生学び続けることを実践されています。
「私は毎朝、朝日新聞のコロム『天声人語』を読んでいます」
びっくりしますね。
90歳くらいになると新聞読むのがおっくうになるらしいのですね。
それどころではないのですね。
玉置さんは幼少のころから読書家だったのですね。
「小さいころ文学少女でした・・・。両親も文学好きだったので、
うちには日本文学全集がそろっており、そこから永井荷風や室井犀星といった
文豪の作品を好んで読んでいました。
いまでも全集物は大好きで、自宅には開高健全集や司馬遼太郎全集
なんかがそろっています・・・」
「いまでも毎月数冊の本を読んでおり、部屋には蔵書が300冊以上
あります」
でもこの箇所でようやく分かりました。
「小説やノンフィクションが好きなのですが、
ビジネス書もよく読んでおり、・・・定番のビジネス書・・
週刊エコノミストは定期購読・・・」
ここで納得しました。
この本読んで、すぐ持つ疑問。
「92歳で本当にこれだけのこと書けるの?
誰かゴーストライターでもいるのでは?」
と思わず疑ってしまったのですね。
私もこの10年、この経営者本シリーズを続けるにあたり、
あらゆるビジネス書を読んでいるつもりです。
ですから、いろいろな書物で見かける「単語」、「フレーズ」が
実にたくさん散りばめられているのです。
これだけ92歳で書ける方はそうそういないのでしょう。
「私の暮らしは、倹約を旨としていますが、
読書には出費を惜しみません」
さらに
「いまは電子書籍を活用すると持ち運びが楽で
通勤時間などにもより手軽に読書できますね。」
これはまいりましたね。
92歳の「BMW」の間に電子書籍で読書を楽しんでいるのです・・・。
「100歳で退職したらやりたいことがあります」
これなんだと思いますか?
「100歳でエッセイストデビューをしたい」
素晴らしい夢ですね。
その時を楽しみにしております。
ぜひそのエッセイ買わせてください。
ありがとうございました。
(ガンバレ! 92歳の経理の大先輩シリーズ おしまい)
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